Vol.56 Career up in NZ ニュージーランド不動産会社オーナー |
大きな緑のお庭のある、ゆったりとした一軒家に住むニュージーランドの暮らし。そんな生活に憧れる日本人も多いだろう。ニュージーランド・ライフコーディ ネーターとして10年以上の経験を持ち、現在はキウイの旦那様と二人三脚で、不動産業界で活躍する通称ペコちゃんこと、一色良子さん。イメージ通りのほん わかとした話し方で、とても親しみ易いお人柄。お家の話をしていても、気付くと「つい、食べ物の話しになってしまいました」と笑顔を分けてくれる場面も。 そんな人として豊かで、愛らしい彼女に、ニュージーランド渡航前からニュージーランドでのマイホームや投資物件の購入に至るまで、夢のニュージーランド・ ライフを実現するために大切なことをお伺いした。
ニュージーランドで、チャンスを掴むには
「自分の会社を立ち上げたいというのが、30代の頃の私の夢でした。日本では女性のビジネス地位がどうしても弱く、会社を起こすためのコストも非常に高く。それで夢を実現させたくて、ニュージーランドに来たのです。日本では、ニュージーランドに来るまでの10年間、旅行会社で働き。その時に添乗員としてニュージーランドに来て、この国に魅せられて しまいました。不動産業界に入ったのは、不動産購入を経験したことと主人が業界人間で彼のアシスタントをし始めたのがきっかけ。かれこれ10年になります ね。 最近の傾向ですが、日本人の独身の方が不動産をニュージーランドで購入することが増えてきました。ニュージーランドは、外国人でも簡単に不動産購入ができますし、資産運営をする上 で、非常に有効的なのです。ワークビザや永住権を取って、本格的にニュージーランドに生活の基盤をつくりたい方に、少し熱いメッセージを?!」 独身の不動産投資は、ステップアップで
「日本に居る独身の方から、投資物件のことで問い合わせをいただくことも増えています。今年に入り、3割くらいが20代の独身。同時に、将来の年金制度に 不安を感じ、40代の方の投資も目覚めてきている傾向があります。ニュージーランドが注目される理由は、テロの危険も少なく安全、為替の変動が比較的安定している、政 治が安定している、オーストラリアよりも安い、不動産売買で税金がかからない。それにイギリスと同じで、古い家を改装する文化も盛んです。改装した家は価 値がまた上がるというのもポイントですね。日本の古い家の価値とは違って、耐数年数も長いですし。日本から投資を考えていらっしゃる方は、みなさん、とて も研究されていて、こういうこともよくご存知ですね。ニュージーランドを選んだら、次はどのくらい資金があればよいか。すなわち頭金。3百万から5百万円、ご用意でき れば1ベッドルームの小さな物件が購入できます。1ベットのアパートは、だいたい15万から20万ドル。日本にお住まいの方で、まとまった預金を持ってい る方は、思い切ってニュージーランドでアパートを購入し、賃貸運営。日本と海外の両方で資産運用、すなわち資産の分散をお薦めします。ニュージーランドでの賢い不動産投資の方法にも、みなさまご興味があるでしょう。初歩的なことでしたら、1千万円持っている方は、1千万円で1軒購入するよりも、1軒に5百万円投資して、5百万円借 入金をして、2軒購入した方が、リターンが数%お得になるなど、色んな方法がありますね。不動産購入時のチェック項目の一つは、何がついているのかを確認 すること。オープンホームで見た時は、新築の物件に冷蔵庫、乾燥機がついていても、実際には、ついていないということもありますので。また、ニュージーランドでの不動産投資では、売買のタイミングが大事。例えば、アパートを15万ドルで購入し、5年間賃貸収入を得て、その物件が18万ドルで売れるとして、3万ドルの利 益があり。その利益を元に、今度は2ベットにステップアップしていき、予算があれば、一軒屋への投資も効率が良いです。将来的に大型ショッピングセンター の建設予定があるとか、交通の便がよさそうな地区を選びましょう。不動産投資は株と同じで、市場の動きをよく見て、今が売り時かどうか、そういう駆け引き がとても大事ですね。」 夢を叶えるのは、ちょっとした勇気から
「「仕事で私自身が心がけているのは、やはりお客様との信頼関係をつくること。神様のように100%の保証はできませんが、長年の経験とカンで、お客様の 好みをキャッチして、いかにベストな物件を提供できるかというのは職人と同じ。それは私のセールスポイントでもあります。中には、不動産屋は自分の利益ば かりを考えるので信用できないって言われる方もいて。オープンホームを自分で見に行って、研究されて不動産を買われるのですが、プロパティプレスやヘラル ド新聞に出ている広告は、氷山の一角なのです。1万件あれば、2、3割。やはり不動産屋を通した方が、情報を豊富に取得できるのは否めません。 不動産売買においては、高額資金が動くのと、法律的なことも必要なため、日本語での意思疎通を希望される方からのお問い合わせが増えてきています。私も、 初めて不動産を購入しようとした時に、だまされかけた経験を持つので、そのこともきっかけとなり、今日の自分がいます。」 不動産関連の留学をしたい、体験したい、資格を取りたい、この分野で仕事をしたいと言う方はイーキューブ留学セクションまで、お問い合わせ下さい。
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