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Vol.43 Career up in NZ ニュージーランドでドッグ・グルーマーとして就職

ニュージーランドでドッグ・グルーマーとして就職 ドッググルーマー 片桐 貴子 さん
ニュージーランドではグルーマーが不足しているので、活躍のチャンスが大いにあります。

オネハンガのペットショップに併設されているサロンで、多いときには1日7匹ものグルーミングをこなす片桐貴子さん。この仕事は「楽しくて止められない」と語る彼女の夢は、自分のサロンを持ち、日本人グルーマーの海外進出をサポートするということ。

ニュージーランドでドッグ・グルーマーとして就職

Katagiri Takako
片桐 貴子
ドッググルーマー / Dog groomer

1972年生まれ。大阪府和泉市出身。日本でグルーミングスクール卒業後、アメリカでのグルーマー見習い経験を経て2003年3月ワーキングホリデー制度を利用してニュージーランドに渡航。オネハンガのペットショップでグルーマー業務を一手に任されている。

アメリカでの見習い経験

幼い頃から動物が大好きで、姉と二人で捨て犬を見つけてはよく家に持って帰っていましたが、両親はなかなか飼うことを許可してくれませんでした。それでも懲りることなく、両親の許可が下りるまで何度でも犬を連れ帰っていたのですが、中学生のとき、姉が連れ帰った秋田犬の愛くるしいまなざしに、両親はとうとう私たち姉妹に犬を飼うことを許可してくれました。
高校卒業後は、1年先にすでにグルーミングスクールに通っていた姉の影響もあって、グルーミングスクールに通いました。卒業後はすぐに結婚して家庭に入ったため、日本でグルーマーとして働く機会はありませんでした。
27歳のとき、離婚したことがきっかけで、そのときちょうどアメリカに滞在していた両親と姉を頼って、語学留学のため渡米しました。私のアメリカ滞在中、両親はニュージーランドへと居住地を移しましたが、私はちょうど英語でのコミュニケーションにも慣れてきて、友達もできだした頃だったので、そのまま語学学校に通い続けました。ニュージーランドの両親のところに2度ほど訪れたとき、自然を身近に感じられる生活が気に入りニュージーランド渡航も考えましたが、そのときはニュージーランドのワーキングホリデー制度の年齢制限は25歳とばかり思っていたので、諦めていました。しかし、アメリカでの生活も2年ほど過ぎた頃、まだニュージーランドのワーキングホリデー制度に間に合うことを知り、ニュージーランドで自分のスキルを活かして働きたいと思ったのです。しかし、グルーミングスクールを卒業してから10年近いブランクがあったので、アメリカでグルーマーとして働いていた姉に相談したところ、姉の働いているペットショップで、見習いとして働くことになりました。
日本のグルーミング スクールでは、犬の生態についてや、ブラッシング、爪切り、耳掃除などグルーミングの基礎を始め、実際のサロンでの実習もありましたが、アメリカにはエアデール・テリアなど、日本ではあまり見かけないタイプの犬も多く、習った通りにはいかないことも多く戸惑いましたが、とても良い経験になりました。そして、何より刺激的だったのは世界最新の設備です。アメリカでは日本のように熱を用いず、風圧で水分をはじき飛ばすドライヤーなど、犬にかかる負担を最小限にするための様々な設備や器具が備わっていました。

ニュージーランドへ渡航

アメリカで約1年間グルーマー見習いとして働き、ある程度自信もついて、いよいよニュージーランドへ渡航する日は、希望で胸がいっぱいでした。両親からニュージーランドにはたくさん犬がいると聞いていたので、グルーマーの仕事はたくさんあると思っていたのです。しかし、イエローページをめくってもペットショップは数えるほどしかありません。あとで知ったことですが、ニュージーランドでは海外から動物を連れてくる場合、検疫に時間がかかり過ぎるため、ペットの売買はペットショップではなく、国内のブリーダーを通して行われるのが一般的なのです。
たまたまタカプナの両親の家からそう遠くないところにペットショップを見つけたので、求人がないか尋ねに行くと、ちょうどオネハンガにオープンした2号店でグルーマーを募集していました。早速その場で採用試験としてプードルをカットすることになり、即採用が決まりました。
オネハンガ店では、最初から一人ですべてを任されたので、最初は毎日緊張の連続でした。ニュージーランドでは料金を安く設定しているため、グルーミングの時間は日本の半分ほどしかかけられず、かなりのスピードが求められます。最初は1匹のグルーミングを終えるのにも必死でした。アメリカ英語とキウイ英語のあまりの違いに戸惑ったことも、その大きな要因でした。英語でのコミュニケーションが思うようにできなかったために飼い主の要望を十分に聞き出すことができず、マニュアル通りのスタイルにカットしてしまい、苦情が出たこともありました。
実際、私の英語力が原因で不安がる飼い主は多く、英語は話せないけれどもグルーミングの経験は豊富で腕は確かだということを、毎回説明していました。それでもなかなか信用してもらえず、受付の人にあのグルーマーは本当に大丈夫なのか訪ねる飼い主も少なくありませんでした。
しかし、グルーミングが終わってペットを迎えに来たときには、飼い主の表情はとても嬉しそうなものに変わり、次の予約を入れていく場合がほとんどでした。犬も飼い主の反応から、自分がキレイになったことが分かるようで、満足げな表情を見せます。そんな彼らの表情を見るのが楽しくて、楽しくて、私はきっとこの仕事を一生止められないと思っています。
そんなやりとりを繰り返すうちに、半年が過ぎた頃からは徐々に固定客もつき出しました。加えて彼らの紹介で訪れる人も増え、毎日様々な種類の犬たちがサロンにやって来ます。経験のない種類の犬の予約が入っている場合には、事前にマニュアルで念入りにチェックします。どこから何センチのところまで毛を刈るのか、 バリカンの歯は何番のものを使うのかなど、飼い主の希望が大きく反映されることはもちろんですが、種類によってカットのスタイルはだいたい決まっているのです。バリカンの歯には10種類ほどあり、犬の種類の他に、年齢や毛質、毛量によっても使い分けます。そして、そういったすべてのグルーミングの内容は、 毎回カルテに記録していきます。次回の予約までにかなり時間が空いたとしても問題がないように、カットのスタイル以外にも、皮膚の異常、イボの位置、身体の特徴などは詳しく記録し、飼い主との信頼関係を築くのに役立てています。最近では「予約がなかなか取れなくて困る」という、嬉しい苦情を受けることも珍しくなくなりました。

ニュージーランドでは犬は家族の一員

日本では、犬はあまりしつけられていない場合が多いうえに、狭いスペースで飼われているためにストレスがたまっていて、噛む犬がとても多いです。また、おしゃれの一部あるいは持ち物として扱われていることも珍しくなく、飼い主は見た目をキレイにするためなら犬の嫌がることでも注文します。手入れの時間も非常に長く取っており、犬の負担は相当なものです。犬は余計に嫌がり、いっそう激しく暴れたりと悪循環につながる日本のやり方には疑問を感じていました。
それに比べて、ニュージーランドやアメリカで飼われている犬はトレーニングに出されている場合が多く、よくしつけられています。犬は家族の一員として、人間の生活の中に溶け込んでいて、健康に関わること以外は、犬の嫌がるようなことを注文する飼い主はあまりいません。
例えば毛のもつれがひどい場合、私は犬が痛がらないように鋤きバサミを使うようにしていますが、通常日本では鋤きバサミを使うのは顔や、ラインをぼかすスタイルにカットするときだけで、もつれをとるためには使いません。もちろんブラシでもつれを解いたほうが、見た目は断然キレイに整のいますが、ニュージーランドでは、それよりも犬が痛がらない方法を望む飼い主が多いのに比べ、日本では犬がどんなに痛がろうが、見た目を整えるためにブラシでもつれを取ることを望む場合が 多いのです。また、鋤きバサミを使用する理由の一つに、ニュージーランドでは日本に比べてグルーミングの時間が遙かに短いこともあります。グルーミングの中でももつれを取る作業は最も時間を要するのです。
一般的に小犬の場合はしつけがまだ完全でなく、グルーミング自体に慣れていないこともあって、恐怖心から暴れることがよくあります。そんなときには、しばらくボールなどを使って一緒に遊んだり、外を歩いたりして、安心させてから作業にかかります。何度かサロンに通ううちに自分に危害が加えられないことがわかると、おとなしく、グルーミングに協力的になる場合がほとんどですが、作業自体が危険になるほど暴れる場合は、犬に怪我をさせては大変なので、予約は断わっています。

ニュージーランドのグルーマー事情

ニュージーランドでは、20年ほど前にカットの必要な種類の犬が海外から急激に入ってくるようになりました。しかし、ニュージーランドのグルーマーの需要は高まっているにもかかわらず、大幅に不足しているのが現状です。加えて、ニュージーランドにはグルーミングスクールといったものはなく、多くのグルーマーはしっかりしたグルーマー育成システムが整っていない海外のスクールや個人のグルーマーから学んでいて、一般的に彼らはグルーミングに関する知識が不足しがちで、技術的にも日本のグルーミング スクールの卒業生に比べるとはるかに劣っています。そのため、日本のグルーミングスクールで学んだ、丁寧で正確なカットができる人材はどのサロンでも重宝されます。言い換えれば、グルーマーとしてこの国で活躍するまたとないチャンスなのです。
近い将来には自分のグルーミングサロンを経営し、日本人のグルーマーで海外経験を希望している人たちのサポートをしていきたいと思っています。

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