Vol.48 Career up in NZ バックパッカーSurf'n'Snowオーナー |
ワーホリ時代、バッパー生活が大好きだったというワーホリ生活を満喫したオーナーの由紀さんは、現在は「目指せ!ニュージーランドのオアシス」を合言葉に、バッパーのオーナーとして日本人ワーホリ、旅行者、留学生たちに活気を与える存在だ。
バッパーが大好きだったワーホリ時代 「バックパッカーは、出会いの宝庫で、刺激があり、毎日さまざまなストーリーがあります。そして出会いから知識が広がり、生の英語を勉強でき、そんなバッ パー生活が大好きでした!」ワーキングホリデーの時、ほとんどの時間をバッパーで過ごしたという由紀さん。短大卒業後、1年間、語学留学のためにニュージーランドに滞在した後、日本へ戻りテレビ局で約4年間OL生活を送り、その後、オーストラリアとカナダでワーホリ生活を経験した。「ニュージーランドに来て以来、海外の生活が好き になり、山と海そして四季のある環境とキーウィの人柄が好きだったので、いつかニュージーランドに戻って来て仕事ができればと考えていました。過去の経験からバッパー に宿泊する側の気持ちが分かるので、今度は運営をする側になりたいと思い、ニュージーランドへワーホリで戻ってきて、バッパーで働きはじめました。その時、ニュージーランドには バッパーのビジネスチャンスがあるのではないか?と思いはじめました。」 目標!バッパー経営
「バックパッカーを始めるためには、先ずNZで住むための永住権が必要だと思い、日本へ一時帰国し、永住権を申請した後、ニュージーランド就労ビザを取得して、再びニュージーランドへ渡航しました。そして、空港にある日本食レストラン『葉山』で働くことになりました。永住権取得後、働いていた『葉山』の経営者である、中村氏にバックパッ カー経営がしたくてNZへ来たという夢を告げ、ビジネスチャンスがあると話したところ、中村氏もバッパー業界を調べ、業界的に面白いので、一緒にやってみ ようという話に発展しました。その後、バッパーを始めるための修行が始まりました。中村氏からは、ビジネスについて色々教えて貰いました。同時にバッパー へも修行へ行き、全部で4件のバッパーで働きました。」その後、由紀さんは、中村氏と共に2003年に会社を立ち上げ、バッパーの場所を探し、契約手続き を経て、2004年2月にバッパーの場所を確保した。2004年8月から内装工事をスタートし、2004年10月オープンの予定で宣伝広告をし、着々と オープンへ向かった。 開かずのバックパッカーズ 「オー プンできるまで、すごく長くて暗い道のりでした。」工事の途中で建築法が改正され、市役所の規制が厳しくなったことで、サーフンスノーのオープン予定が徐 々に遅れ始めた。「毎月、毎月オープンできると言われていたので、それを信じて、予約を受けていた為、宿泊を断るのもギリギリになってしまい、お客様には 一年間とにかく謝りまくりました。これまでの人生で、こんなにたくさん謝ったことはなかったですね。お客様の代わりの宿泊先を探すのも大変で、他のバッ パーに電話をかけては宿泊者を紹介していたので、とても喜ばれました。『またなの!そっちは、まだ開かないのー!またお客さん紹介してくれて、ありがと う!』と他のバッパーからは感謝されました。当然ですが、お客様の中には怒る方もいて、オープンする前に苦情が出ては困るので、失礼の無いように車でお客 様を他のバッパーに送って行ったこともありました。今は、オープンできたから笑い話にもできますが、その時は大変でした。」 危機一髪!初の日本人経営バッパー、ついにオープン オー プンが遅れても、他の宿泊施設にお客様を送ることで、どうにかしのいできたサーフンスノーに、それができない絶体絶命の事態が起こった!「今年7月、ブリ ティッシュライオンズ戦がオークランドであった時です。イギリス人は宿泊の予約を1年前からしていて、オークランドで試合のあった日は、どこのアコモデー ションも満室で、どこにもお客様をふれない状況でした。サーフンスノーは全部で146名収容できますが、そんなに大勢の人が入れる場所は他にはないので、 いよいよどん詰まりという事態になりました。『このバッパーをオープンできなかったら、ラグビーの国、ニュージーランドにラグビー観戦で来た人を路頭に迷わせてしまう ことになります!!』とシティカウンシルやNZ観光局に掛け合いました。その結果、6月末にようやくオープンする許可が下りました。今度はライオンズ戦で 来る約140人の宿泊客を迎えるために、急いで知人を集めて大掃除をして、1年間地下に眠っていた約140個のベッドを組み立てたり、準備が本当に大変で した。その上、オープンして早々、約140人という大勢の人が宿泊したので、初めからかなり汚れてしまい、掃除に苦労しました。 目指せ!オアシス
・清潔面と安全面 クリスマス、私たちがニュージーランドの家族 ニュージーランドではクリスマスは家族で過ごす日です。私たちにとって、宿泊者の方々が家族だと思っています。ニュージーランドでは街に出てもすべてお休みで日本のお正月よりも静かで す。そこで、25日はクリスマスパーティを行う予定でいます。クリスマスに家族と過ごすために実家に戻るような気分で、是非宿泊しに来て下さい!
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