青木良孝 Yoshitaka Aoki / St George Institute of Learning National Diploma in Design(Graphic Design)在籍中 / 日本の伝統美術をベースに自由な表現活動をしていきたい
St George Institute of LearningのNational Diploma in Design(Graphic Design)に通う青木良孝さんは日本では美術教師を務める傍ら、彫刻家として様々な創作活動をしていた。その中で、もっと自由な表現をしたいと考え、海外に出ることにしたという。現在は新たにデザインを学び、自身の美術活動の幅を広げている。
【Profile】
青木良孝 / Yoshitaka Aoki
St George Institute of Learning
National Diploma in Design(Graphic Design)在籍中
Japanese Artist
1961年生まれ。三重県津市出身。大学の美術科を卒業後、美術教師を務めながら、彫刻を中心とした創作活動を行う。現在はJapanese Artistとして活躍中。HPではこれまでの作品を見ることができる。
各種アート、デザイン、アート活動等、大きいものから小さい物まで
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創作活動の幅を広げるために
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教師として活動しているときも大学に研究生として戻り、創作活動を続けていたという。 |
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現在の休日の過ごし方は趣味のサイクリングや釣りよりも、作品作りが中心になっている。 |
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Joyce(先生)には、大変お世話になり、なんとかあと少しで卒業が可能になってきました。 |
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校長先生とは友人のような付き合い。創作活動に必要な道具を借りたこともあるという。 |
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大学の美術科を卒業した後、小学、中学、高校で美術の教師をしていました。そしてその間も彫刻家としての活動を続けていました。日本では美術家や芸術家が集まる大手の団体にも会員として所属していたのですが、だんだんと自分自身が表現したいものが広がっていることを感じ始め、作品的にどんどん冒険をしたくなっていたのです。また、もともと海外にも興味がありましたので、思い切って日本を離れて、外に出ることにしたのです。
最初に行ったところはオーストラリアでした。タスマニアに住んでいる友人を訪ねて行き、そこでは地元のアーティストのアトリエに入り、作品を造っていました。子どものための大きなモニュメントも造りました。なにか特別なコネクションがあったわけではありませんが、こうして作品を受け入れてくるという部分に日本とは違う魅力を感じたのです。そしてその後、ニュージーランドに来たのです。
ニュージーランドで学んでつながったこと
ニュージーランドへは娘の進学の時期に合わせて渡航してきました。私自身も活動の幅を広げるためにデザインの勉強を始めようと思い、学校に通うことにしたのです。そして、オークランドでデザインの勉強ができるところを色々と探し、今の学校にしました。ポイントとなったのは通う期間が2年となっていたため、しっかりと時間をかけて勉強ができるだろうなと思ったことです。
学校では、フォトショップ、イラストレーター、インデザインなどのソフトを使ってグラフィックデザインの製作を学んで実践し、デザイン理論も勉強します。例えばいかにスペースを使って対象物を目立たせるのか? とか、動きをつくるのか? といったようなことも理論の講義の内容の一つです。こうした事柄は私自身がこれまで行ってきた創作活動である彫刻や水墨画などとも共通した点が非常に多く、講義を受けるたびに私の中では美術の視点と、デザインの視点がつながっていきました。
ただ、苦労したのはやはり英語でした。美術などの用語はある程度同じだったため、その点は助かりましたが、英語によるレポートの提出にはかなりの時間がかかりました。
受け入れてくれる国ニュージーランド
デザインや美術という視点で言えば、この国も日本も大きな違があるわけではありません。むしろアートというのは世界共通な部分であり、言葉以外のコミュニケーションの一つでもあるのではないでしょうか。そういったことを踏まえて、この国を見てみますと、アーティストの多くはとても自由な場、自由な空気の中で創作活動をしているように感じられます。残されている自然も多く、そういった部分からのインスピレーションも多々あるのかもしれません。そんな土壌にあるためか、受け入れるという姿勢や心構えもとても広いような気がしています。「おもしろいなー」と思えば、たとえば権威がある団体に所属していようが、個人であろうが、ニュージーランド人であろうが、外国人であろうが、受け入れてくれる。つまり、作家を通して作品を見るのではなく、作品そのものを見てくれるところがあるのかもしれません。
現在は、グラフィックデザインを学ぶと同時に自分の作品づくりも続けています。日本食レストランの天井に絵を描いたり、あるいは作品をディスプレイしたりといった活動から少しずつ始めています。
自由な表現を続けていきたい
私はこれまで彫刻やモニュメントなどの作品を手掛けてきました。また、日本の伝統的な美術を学んでもきました。それは水墨画であったり、陶芸であったり、デッサンであったりしました。それと現在勉強しているグラフィックデザインのことを合わせて今後も創作活動を続けていきたいと思っています。ニュージーランドであれ、日本であれ、また他の国であれ、私で役に立つことがあれば、活動の場所自体を限定する必要はないと思っています。卒業後は1年間のオープンワークビザが降りますので、それを利用してニュージーランドでの仕事も視野に入れていますし、また個人での活動も行っていこうと考えています。私にとって最も大切なことは自由な表現ができるということです。今後は、さらにフレキシブルに自由に、そしてゆっくりと長く表現活動を続けていきたいと思っています。
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イラスト |
モニュメント |
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オブジェ |
大将龍 4m x 4.5m
天井画 Yakitori Taisho 2F |
この記事を読んでSt George Institute of Learning のNational Diploma in Design(Graphic Design)に興味がある、留学してみたいという方は下記のお問い合わせよりイーキューブのキャリアアップ留学センター「イースクエア」までご連絡ください。

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