City of Sails(帆の街)・オークランド。そこは、近年、ヨットのアメリカズカップやラグビーのブリティッシュ・ライオンズ遠征の最終戦で国際都市として活気 を増し、2011年のラグビー・ワールドカップの開催地として益々世界からの注目が集まるNZの中枢だ。またNZの玄関口でもあるオークランドから多くの 人々の思い出が始まる。NZ在住の日本人の3分の1が滞在すると言われ、多くの日本人の一番の思い出の地でもある。そんなAuckland Loverたちは、愛するオークランドでウエディングを希望する。そしてAuckland Loverたちの人生で最も大切な日であるウエディングを影でいつもにこやかに支えているのがウエディングコーディネーターの荒川千明さんなのである。
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神奈川県出身。日本でのアナウンサー、ナレーターの経験をもとに、日本およびNZで数多くの結婚式の司会とプランニングに携わる。日本全国BMC公認司会者 としての認定(第69号)取得。1988年オフィス・アミカルを設立。その後NZに本社を移す。オークランドを拠点にたった一つのテーラーメイドウエディ ングをモットーにウエディングのコーディネートを手掛ける。NZのジャパンデーの司会者としても活躍。
AmicaleNZ Limited
PO Box 35-940, Browns Bay, Auckland
Mobile: 021-682-298
Email:
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www.amicalenz.com
<どなたでも参加できる短期コース>
アイシングシュガーケーキコース・メイク&スタイリングコース
ウェディングプランナーコース・ウエディング司会者コース(修了生は日本で活躍中)
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アナウンサーへの道
「小 学校の時に何気なく放送部に入って以来、アナウンサーになれたらなと思っていました。不器用なので喋ることしかできないの。」テレビやラジオのアナウン サーのナレーションのような柔らかいトーンで千明さんは話し始める。「母は私が音楽の道に進むことを望んでいたらしく、私の幼い頃に私の将来について占い 師に聞きに行ったそう。でも占い師に、きっぱりと千明は音楽にはむいてない、マスコミの仕事をするって言われたそうなの。」
「高校生の時からはア ナウンスアカデミーに通っていて、当時は4年生大学を卒業していないとアナウンサーの採用試験を受ける資格がなかったので、4年生大学のマスコミ学科に進 学しました。」就職活動の時は、千明さんは大学からの就職案内は見ずに、アナウンスアカデミーの求人情報で情報を得て、全国各地の放送局の採用試験を受け た。そして地方のテレビ局で見事採用となったが、親元から離れる許可が得られず就職浪人を考え始めていた。そんな時見つけた東京のラジオ局の報道関係のア ナウンサー試験に合格し、アナウンサーという長年の夢を実現させたのだった。
「当時は女性の正社員アナは、少ない時代でした。私は、契約アナウ ンサーとして採用になり、当初は、交通情報やレポーターの仕事からスタートしました。後に、他のオーデションを受けることを許可されましたので、いろいろ なオーデションを受けました。ラジオの仕事の他に、テレビ番組のレポーター、教育関係の講座の司会・コマーシャルやビデオのナレーションなど様々な仕事を しました。そして喋る仕事をしている中で、ウエディングの司会の仕事に出会いました。」
百組百色のオリジナルウエディング
1988年に千明さんは、ウエディングのコーディネートを中心に行うAmicale NZ Limitedの前身であるオフィス・アミカルを日本で設立した。当初は、ウエディングの司会やメディア関係の仕事を主に行う喋り手が所属する会社としてスタートした。
日 本でウエディングの司会の仕事をしていたある日、日本で紹介されているオリジナルウエディングは、既存のパッケージの組み合わせで、本当の意味ではオリジ ナルではないのでは?と考えた千明さん。「何かお客様がプランをお持ちでも、会場の限られた時間内ではお断りをせざるを得ない事がとても多く、例えば、花 嫁さんが4回のお色直しをしたいとしても、やんわりと2回のお色直しをお勧めしたりなど、そんな時、お客様にとっては一生に一度のウエディングに大きな金 額をかけていらっしゃるのに本当の意味でオリジナルの結婚式ができないことに対して申し訳のない気持ちで、いつも葛藤していました。そのことが動機となっ て、本物のテーラーメイドオリジナルウエディングをお客様と一緒に作りたいと思い、約10年前にプランナーから司会者まで全てを行うウエディング部をアミ カルに創りました。」丁度その頃から千明さんの息子さん2人がNZへ留学し、母親として子供たちの面倒を見るためにNZを訪れていた。その時、ここNZだ からこそ、オリジナルウエディングが可能だと考え、NZに拠点を移し、NZでのウエディングビジネスを把握すると共にお客様とウエディングを企画していく 上で提案するために必要なパッケージ作りを始めた。「ウエディング用のアイシングケーキを手作りしたい花嫁さんのためにはアイシングケーキの短期コースも 用意しています。お客様のNZでのウエディングを最高のものにするために、NZでウエディングを司っている第一人者の方々のみのネットワークを作り、コー スの先生方はその分野で一流の方ばかりを選びました。お客様の様々な希望を叶えるためにこれらのネットワークを活用し、アミカルで行っているウエディング は全て、百組百色のオリジナルウエディングです。」
ウエディングのエピソードの数々
「ウエディングはお客様にとって一生に一度の大切な日で、その日を最高の日にするのが私の仕事ですので、失敗が許されず大変なことが多いです。」これまで 2千組以上のカップルのウエディングの司会を行った千明さんは数々のエピソードを持つ。「日本のウエディングには『切る』などの禁止用語があったり、ウエ ディングは2時間くらいで終わらせるために司会者が調節しなければいけないなど、常に緊張感がありますが、想像もしないことが起こることも多々ありまし た。お仲人さんがお話をされている時に、“ご家族様”と言わなければいけないのを緊張のあまりずっと間違えて“ご遺族様”と言っていたことがありました が、そういう時も場を和やかに収めるのが司会者の仕事です。また、カンボジア人カップルのウエディングに出席されたお客様全員に日本語が通じなくて、ダン スが好きな彼等は、披露宴の進行はお構いなしに2時間踊り続けたり、新婦が妊娠しているのを知らずにいて挙式直前につわりで衣装を汚してしまったり、数カ 国の方が披露宴に出席された挙式では各国の通訳を入れたり。ウエディングの直前に届いたドレスの中にティアラが無かった時は、内心は慌てていましたが、お 客様には笑顔で大丈夫ですよと言いながら大急ぎで代替を用意したり、ダブルブッキングをホテル側がしてしまった時には、交渉をしてより良い条件のものをホ テル側から提供して頂くなど、どんなことがあってもどんなことをしても100%以上にしてきました。大変なことも沢山ありますが、お客様が喜んでいらっ しゃる姿を見ると嬉しく、また頑張ろうという気になります。それが私のビジネスですね。」
人生の一番の思い出の地、オークランドで本物のウエディング
「オー クランドの教会は宗教心が強いため、どの教会でもウエディングができるというのではありません。ですので、牧師さんとのお付き合いを常々大切にし、ウエ ディングをさせて頂いています。そのため弊社の教会のウエディングはNZのキリスト教精神の元で行われる本物のウエディングなので、NZ国の合法的な結婚 証明書が取得できます。正式なNZ国の結婚証明書ですので、日本の市役所で結婚届を提出する時にこの結婚証明書を一緒に提出するとNZで結婚したというこ とが日本の戸籍に記されます。NZの結婚証明書の発行は日本の結婚届よりも面倒なことが多いのですが、アミカルはお客様にNZで本物のオリジナルウエディ ングを行って頂けるように全力でお手伝いさせて頂いています。」喋り手としての長い経歴とウエディング業界での約20年の経験を持つ千明さんの情熱は安心 感と重みを持つ。
「お客様はアミカルを以前使ってウエディングをして頂いた方が他の方へ紹介して下さり、その繋がりから弊社を訪ねて来て下さる方 が多いです。また現在はNZに拠点を置いているので、NZでは以前よりもアミカルについて知って下さる人が増えてきたのは嬉しいことです。オークランドで ウエディングを希望される弊社のお客様は、観光を目的とした憧れではなく、オークランドがお二人の出会われた場所であったり、初めての留学の地であった り、人生の大きな経験のワーキングホリデーの地であったりと人生の一番の思い出の地がオークランドだという方が殆どです。だから本当の意味での憧れの地で あるオークランドで挙式を希望されるのです!」
取材協力:Essence of Roses / 116 Hurstmere Rd, Takapuna / Phone 09-488-6688
Bridal Boutique / 94 Hurstmere Rd, Takapuna / Phone 09-488-6684
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