Vol.81 自由時間 ニュージーランドへ団体・語学研修 |
Hozen High School 保善高等学校生 Macleans Colleage マクレインズ・カレッジ 語学研修
日本の都市の中でも特に人々が集まる東京都新宿区。ここに位置する保善高等学校は、毎年学生のための語学研修プログラムを開催してお
り、今年は一年生、二年生の中から合計17 名が参加した。みな、英語習得という目標のみならず、海外に出て他国の文化に触れて自身の視野
を広めたい、という目的意識の強いしっかりした眼差しを持った学生ばかり。そんな彼らにニュージーランドはどう映ったのだろうか。
【Profile】
私立保善高等学校
学生の街、東京の新宿区高田馬場の都心とは 思えない緑に囲まれた地域に所在している私 立の男子高校。充実した学習環境が整い、地上 7 階建ての校舎と、科学芸術棟は最新の設備。 進学校ながらスポーツもとっても盛ん。特に ラグビーや陸上競技では、全国大会の常連。 保善高校ホームページ: http://www.hozen.ed.jp/
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去る8月2日、東京都新宿区にある私立保善高等学校の生徒17 名が、2週間の語学研修プログラムのためニュージーランドにやってきた。英語圏かつ移民の国であるニュージーランドの中学、高校、大学では、日本に限らず各国からのたくさんの留学生が勉強している。そして、ニュージーランド人の生徒は個性豊かで、外国人留学生に対して差別なくオープンで友好的。そんなニュージーランドの学校は、英語を身につけるだけではなく、パーソナリティーを磨くにも素晴らしい環境であるといえる。
保善高校では、毎年海外語学研修として、オセアニア方面へ2週間の短期留学を実施しており、今回はオークランドの中心部から東に位置するマクレインズ・カレッジにて現地のスクール体験を行った。
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登校が始まると、スクール・バディという留学生のお世話役の現地生徒が、留学生一人一人に付いて、滞在期間中の学校案内や勉強の手助けなどしてくれる。マクレインズ・カレッジ内で英語のレッスンを受ける他、通常授業への参加日には、スクールバディとともに英語で一般教科の授業を受ける。その他、現地の学生たちが受けている日本語クラスにも出席し、英語で日本語をどう習っているのかを体験し交流も深められるなど、バラエティー豊かな内容となっている。週末は、おのおののホストファミリーとともにのんびり過ごしてもらう。
日本と違って、ニュージーランドの学生のほとんどは、週末に勉強をしたり部活動をしたりということはせず、家族や友人と一緒にリラックスして過ごすのが一般的だ。研修の合間には、オークランド市内にある博物館や水族館に訪れたり、ニュージーランドならではの牧場訪問での観光をして楽しむ。授業の最終日には、学校でお別れパーティーが開かれ、マクレインズ・カレッジの生徒やスタッフの他、ホストファミリーも参加し、互いに交流できた喜びを分かち合った。
短期語学研修
学生インタビュー
今回の語学研修体験、保善高校の参加者のみ
なさんはどう感じたのでしょうか?生徒代表
として、松本 拳斗くん、長谷川 治くん、櫻井
武くん、田中 博侑くんの4人に今回の研修の
感想を楽しく語っていただきました。
Q:今回の研修への参加について
田中:僕は理系の大学に進もうと思っているん
ですが、英語はどの分野に進むもうが出来て損
はないし、あとやはり自分の視野を広げたいと
思ったのが理由です。
長谷川:英語が好きで、勉強したいというのは
もちろんなんですが、日本以外の国の文化に触
れてみたいという気持ちがありました。
櫻井:僕は去年のオーストラリア短期留学に引
き続き今回で2回目の参加です。なので他の人
よりけっこう余裕があったかもしれません。
Q:NZ の高校はどうでしたか?
松本:マクレインズカレッジでは、みなとても
積極的でした。映画『ワイルド・スピードX3
TOKYO DRIFT』がNZ の若者に人気だったよ
うで、この映画について話しかけてくる生徒が
多かったです。
長谷川:公園で現地の学生と一緒にバスケット
ボールをして楽しみました。というのも、僕た
ちがプレイしていたら「一緒にやろう」と誘っ
てくれたんです。NZ の人々は皆すごくフレン
ドリーだと思いました。
田中:僕のスクールバディのお父さんは空手
の元ワールドチャンピオンだったそうで、そう
いったことがきっかけで、すごく話しが盛り上
がりました。
Q:ではホームステイのほうは?
田中:最初は、キウィのアクセントと会話のスピードに付いて行けず、とにかく身振り手振り
でお互いコミュニーケーションを取っていました。でもしばらくして慣れてきて、ホームステイ後半は聞き取りも最初よりとても楽になりました。
長谷川:僕のところには21 才のホストブラザーがいたのですが、彼が週末スポーツクラブに連れて行ってくれて、現地の週末の雰囲気を味わいました。
櫻井:僕ちょうど北京オリンピックが開催されている最中だったので、家では毎日家族揃ってオリンピック観戦でした。これはすごくリスニングの勉強になりました。
松本:僕は、ホストファーザーとこの家にいたドイツ人の留学生と一緒に家の側にある海沿いをランニングしたことが心に残っています。日本で普段こんなふうに走ることは殆どない
のでとても新鮮でした。
Q:NZ と日本とで違うと思ったことは?
長谷川:NZ の学生は塾に行かないんですね。それに、週末は部活もせず、誰もが思い思いに余暇を楽しむことが印象的でした。
松本:すごく寝るのが早かったです。日本では普段寝るのは深夜の12 時くらいなんですが、僕のホームステイ先では10 時前にはみんな寝てしまいます。
櫻井:雨を気にしないし、季節構わず、女の子でも裸足で歩いていたりすることがびっくりしました(笑)。
田中:郷に入ったら郷に従えで、良い意味でのんびり生活できたと思います。後半は英語も生活もだいぶ慣れることができました。
その他、ホストファミリーがお別れの際に泣いてくれたなど、キウィの人柄が印象的だったという声が多く聞かれました。この体験はきっと将来への大きな糧となるに違いありません。
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2週間の滞在の流れ(保善高校が実際に使用したスケジュール)
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午前
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午後
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8月1日(金)
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午後7時、日本を出発
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8月2日(土)
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オークランド空港に到着後、マクレインズカレッジに移動。オリエンテーション等
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ホストファミリーとの自由時間
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8月3日(日)
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ホストファミリーとの自由時間
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8月4日(月)
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学生集会でのウェルカムセレモニー&
英語授業
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バディーのクラスへの授業参加& 英語の授業
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8月5日(火)
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英語レッスン
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バディーのクラスへの授業参加& 英語の授業
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8月6日(水)
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英語レッスン
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オークランド博物館&
ケリータールトンズ水族館へ
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8月7日(木)
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英語レッスン
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日本語クラスへの授業参加& 英語の授業
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8月8日(金)
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英語レッスン
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フェアウェルパーティーの準備
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8月9日(土)
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ホストファミリーとの自由時間
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8月10 日(日)
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ホストファミリーとの自由時間
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8月11 日(月)
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英語レッスン
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日本語クラスへの授業参加& 英語の授業
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8月12 日(火)
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日帰り観光 牧場訪問へ
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8月13 日(水)
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英語レッスン
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フェアウェルパーティー。
ホストファミリーも参加
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8月14 日(木)
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学校に集合後、オークランド市内観光へ
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ホテルに到着後、
夕食までの間ダウンタウン内で自由時間
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8月15 日(金)
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午前8時半、オークランド空港を出発
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コーディネーターのコメント
ニュージーランドが、実は教育面においてとて
も優れている国である事をご存知でしたでしょうか?特に韓国では、高校留学において、ニュージーランドがブームだそうです。何故かと言うと、韓国では依然として学歴社会国なのですが、アメリカの大学に行きたいけれど、コストの面において大変な事からドルの安いニュージーランドの高校にまずは留学させて、その後アメリカの大学に入学する事を望んでいる家庭が多い為です。
それはどう言う意味を持つかというと、IB (International Baccalaureate)やCIE (Cambridge International Examinations)といった日本にはない全世界の大学への進学に有利な教育プログラムに力を入れている高校が最近増えているという事なのです。ちょっと勉強を頑張って、それらの高校を卒表できれば、世界でもトップクラスの大学に入学するのが夢ではないと言う事なのです。
今回、保善高校の皆さんは短期留学を経験されて、きっとニュージーランドという国に興味を持って下さったに違いありません。そんな生徒さん達またはこれからニュージーランド留学を目指す人達の為に、イースクエアでは、現地のリアルな情報を提供し続けたいと考えております。
野沢 直子(E Square)
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