Vol.86 自由時間 ニュージーランドで留学。IELTS、そして大学進学へ |
現在AUT International House でIELTS の勉強をしている酒井亮さん。ニュージーランドの大学・専門学校ではコース入学基準に通常IELTS のポイントが設定されており、亮さんの目標はまずは十分なポイントを取ること。その後、興味があるスポーツジャーナリズムに関する勉強をし、いずれ現場に立つことを夢みる。
スポーツジャーナリズムを目指して ![]()
日本にいた頃はラグビーとサッカーに打ち込んでいたが、徐々にその熱は“伝える側”にシフトしていっている。
ニュージーランド暮らしが始まったのは、今から約二年前、留学エージェントに留学を勧められたのがきっかけでした。その他、以前兄がニュージーランドにラグビー留学をしていたことや、10年前に海外旅行でニュージーランドに一度来たこともあり、英語習得よりもただ親しみのある土地にまた行ってみようという軽い気持ちだったんです。 まずは、オークランドの東フィティアンガにあるEvakona という語学学校の一般英語コースで勉強を始めましたが、最初はもう聞くも話すもままならず、初級コースの基本から徹底的に学びました。来た頃は3ヶ月位頑張って日本に帰ろうかと思っていたのですが、結局一年以上ここで過ごしアドバンスクラスまで行くことができました。 ![]()
IELTS6.5ポイントが目標。
しかし、ちょうど一年目力試しのつもりでIELTS(International English Language Testing System) を受けたのですが、結果、自分の自信とは裏腹に全然駄目。英語学校の中では上位でも外では違うんだということを改めて感じ、ポリテクニックに進学することを考え始めたんです。選んだのはハミルトンにあるWaikato institute of Technology(Wintec)。実はここには僕の興味があるジャーナリズムコースがあり、とりあえずファウンデーションコースで必要なレベルを身に付けることからスタートしました。 WintecからAUT International Houseへ ![]()
クラスは10人前後。この時間はスピーキング練習を行っていたが、誰もが積極的に会話をしており、教室は活気付いている。
僕はスポーツ、特にサッカーとラグビーが好きで、この感動を人に伝えたいという気持ちから、ジャーナリズムコースに興味を持ちました。ただ、言語を扱う分野だけに、このコースはほぼ100%ネイティブの学生で、留学生には非常に高いハードルとなっています。一般の人がいきなり新聞記事を書けと言われても書けないのに、それを母国語以外で書くというのですから当然のことです。そんなわけで学校からは、留学生なので通常1年のコースを3年通ってゆっくり学ぶのはどうかと勧めらたのですが、それよりもとりあえずIELTSで高ポイントを取り、他のコースも視野にいれようと考えたんです。 これまで漠然とスポーツジャーナリズムへの憧れを抱いていたのですが、実際ジャーナリズムと言っても非常に幅広く、だったら言葉に囚われない写真を勉強するのもいいかなと思い始めました。写真もジャーナリズムの一部ですし、その静止したたった一枚の写真からいろんなものを想像させ感動を与えるパワーを持っている、そんなものを創れたらいいなと思っていました。そのため、情報の多いオークランドに移り、AUT(オークランド工科大学) のAUT International House という本科への準備コースに当たる英語学校でIELTS の勉強をすることにしたんです。 IELTS のコツ ![]()
現在の亮さんのクラスメイトたち。AUT International House で勉強している学生は殆どが大学などへの進学を目指している。
イギリス圏ではとてもポピュラーな英語テストIELTS は、ジェネラルモジュールとアカデミックモジュールの2タイプがあります。ジェネラルは通常学業以外、例えば永住権の申請の際にも必要になり、大学や専門学校など英語で専門分野を学ぶ教育機関で定められているのはアカデミックのポイントです。どの学校に進学するにも、まずはこのポイントが入学の最低基準となります。 日本ではTOEIC が有名ですが、OEICはマークシート式でリスニングとリーディングしかないのに対し、IELTS は加えてライティング、スピーキングと全ての能力が試されます。アカデミックのほうでは、内容がかなり専門的なことになるので、どれだけボキャブラリーを増やしておくかが重要です。正しいスペルで、手を止めずに解答していってちょうどテスト用紙が全部埋まるくらいの時間しかありませんから、やはりこのテクニックを覚える上で、IELTS コースを受ける受けないとでは結果に大きな差が出るのではないかと思います。 ![]()
AUT では独自の英語学習ソフトを持っており、自宅でも使用できる。視聴覚機器や施設の充実ぶりは規模の大きい学校ならでは。
僕が受講しているAUT International House のIELTS コースの特徴は、進学を目指している学生ばかりなので士気が高く、先生も熱心です。 家でスピーキングを録音し、学校で悪いところを直してもらうという宿題もよく出されます。あと、AUT 独自の英語学習ソフトで授業時間以外でもしっかり勉強できます。自宅で使うこともできるので便利です。3月にIELTS を受ける予定なので、これで十分なポイントを獲得し、その後英語を気にせずに自分がやりたいことを勉強できればいいなと思っています。
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