Vol.91 Career up in NZ ニューロマスキュラー・マッサージセラピスト |
菜美子さんがニュージーランドで見つけたキャリアは、ニューロマスキュラー・マッサージ・セラピー(神経筋マッサージ)。自分のクリニックを開業した今も、知れば知るほど奥が深く、ますます興味は尽きないそう。日本で薬剤師だった彼女がどんな道をたどって今に至ったのか、それから現在の仕事のことを語っていただいた。
マッサージで筋肉と神経組織のバランスを回復させるのが目的。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
「この仕事、やっていて楽しいです。患者さんの痛みが、緩和されていくのは満足感があります。例えば、腰を痛めて全く走れなくなっていた女性ランナーが、私のニューロマスキューラー・マッサージを半年間、根気よく重ねた効果で、週に20-30キロ走れるように回復しました。彼女の一度失ってしまった生きがいを取り戻す手助けができて、すごく嬉しかったです。」 ニュージーランドの資格を取得して、真のニュージーランド社会で働きたい 菜美子さんがニュージーランドに来たのは11年前。27歳だった。「ずっと、海外で暮らしてみたいという夢がありました。それでまず、1年間英語を学びました。一旦帰国してワーホリビザを取り、再びニュージーランドへ来てからは、いくつかの仕事を経験しました。そして、健康食品を日本に輸出する会社に2年ほど勤めている間に、永住権を取りました。でも、その会社は、日本企業でしたので、ニュージーランドに居ながらも日本社会で暮らしているという感覚があり、ニュージーランドの何らかの資格を取って、真のニュージーランドに暮らしたいと思うようになりました。」 ニュージーランドだからこそナチュラルなものを学びたい 「きっかけを作ってくれたのは、最初のステイ先のホストマザーです。彼女はボディビルダーで、当時マッサージを学んでいました。その彼女が、ナミコは薬剤師なんだから、アロマセラピーに興味はないの?と言ったのです。ニュージーランド人って、ちょっと体の具合が悪いと、マヌカハニーを飲んだりと、まず自然のものを使って治そうとしますよね、すぐ薬に頼らずに。私はそこに興味を覚えました。ナチュラル志向のニュージーランドだからこそナチュラルなものを学びたい、と。」 それでNew Zealand College of Massageのアロマセラピーコースへ入学。「アロマセラピーの授業は薬学の知識のある私にとって、とてもおもしろいものでした。ナチュラルヒーリングにますますのめりこみ、次にマッサージのコースへ、さらにニューロ・マスキュラー・マッサージのコースへと進みました。トータルで3年間勉強したことになります。コースの間には、ラグビーチームやホスピスなどでの経験研修も数多くあり、楽しく学べました。」 クリニックを自宅で開業 資格を取った後、マッサージ・セラピストとして数件のクリニックを経た。その間に口コミでクライアントのベースが広がり、今年の1月には、自宅でKARADA Neuromuscular massage therapyクリニックを開業。私生活でも、ニュージーランド人と結婚、そして去年8月に長男を出産。 「子供ができたことで、仕事と家庭をうまく両立させるために、家で仕事ができればいいと思っていたときに、この家を見つけられたので、すごくラッキーでした。」 小高い丘の上にある素敵な一軒家。クリニックには、ゆったりしたテラピー室のほかに、レセプションエリアと、専用の入り口やトイレもある。同じ建物内ではあるものの、家族の住居部分とはきちんと分けられている。 「今の自分にはとても都合が良いです。家庭と仕事をしっかりわけられつつ、両立ができるから。それと、自分のスケジュールは自分で管理するので、無理をせずにしっかりした仕事が出来ます。最近は、地元のビジネス会議のメンバーになったので、ビジネスのノウハウもいろいろと学べるのが楽しいです。」 私が仕事に集中できるように、サポートしてくれる旦那と義理母には、本当に感謝しています。
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