Vol.95 時代を飾るキーパーソン Josh Wingerとイエロー・チョコレート |
限られた時間の中で、与えられた指令をやり遂げる。今年で2回目となるニュージーランドの電話帳『Yellow Pages』が主催するリアルなロールプレイング企画の主人公に選ばれたジョッシュ・ウィンガー。CMタレント、ロケーションスカウト、ミュージシャンといくつもの顔を持つジョッシュであるが、来年の2月までは「黄色をイメージさせる味のチョコレート」を作る指令を完了させなければならない。
あなたの「黄色」を教えてください ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() みなさん、食べたときに「黄色」がイメージできるチョコレートってどんなチョコレートだと思いますか? レモン? 太陽? バナナ? カスタード? チーズ? 黄色いモノあるいは黄色を連想できるモノは色々とあります。チョコレートの色は黄色じゃなくてもいいのです。見た目ではなく、「味」なのです。黄色をイメージさせる味のチョコレート。今、僕が作っているのはそんなチョコレートです。小さなことでもいいですから、アイディアがある方は是非、教えてください。ホームページではアンケートもとっています。一緒に「黄色い味」のチョコレート作りましょう。 期間限定の真剣勝負 さて、6ヶ月で黄色をイメージさせる味のチョコレートを作って売るという、このミッションを遂行する「Yellow Person」のオーディションに来たのは約80人でした。「なぜ、僕が選ばれたのか」という理由ははっきりとわかりませんが、おそらくテレビの前でも、そうでないときでも同じ性格、同じ態度でいるからじゃないかなー、と思っています。喜怒哀楽をそのまま出しますので、テレビやホームページで見ている人たちも、黄色をイメージさせる味のチョコレートを作っていく過程を一緒に喜んでもらえたり、時には不安になったりしてもらえると思っています。このミッションは一切の「やらせ」はナシで進めまれます。その証拠に9月にスタートしたときに「ここがオフィスだ」と僕はマウント・イーデンの住所を渡されて、この場所に来たのですが、そのときに、ここにあったのは『Yellow Pages』だけでした。イエローページのキャンペーンですから、すべてをこの電話帳を元に進めていきます。僕が最初にしたことはボールペンを買うために文房具店を見つけることでした。さて、1月下旬の販売までには多くのことをしなければなりません。まずはオフィスをつくること。同時に「黄色い味」の調査や開発をして、味を作り、工場を探して、パッケージのデザインをして、販売してくれる場所も見つけて、キャンペーンをして、というように普通はどこかの企業が大勢のスタッフですることを一人で、しかも6ヶ月という限られた期間でしますから、すべて同時進行させていく必要があります。僕にとって、これほどエキサイティングな「仕事」はありません。 現在進行形の「黄色い味」 今ちょうど、ニュージーランド各地でサンプルチョコレートを食べてもらいながら、黄色い味のリサーチをするロード・トリップがちょうど終わったところです。街行く人に声をかけたり、軍隊のキャンプを訪問したり、広い層の、そして大勢の人から直接意見を聞くことは味を決める上では大切なことです。またチョコレートの発売を知ってもらうこともできますから、この全国キャラバンは大変有意義なものになりました。時間もあまりなく、かなりハードなスケジュールでしたが途中でクレイフィッシュなんかも食べることができましたし、楽しく旅行することができました。これをどう黄色い味に生かしていくか、いよいよラストスパートです。ミッションでは何種類も作ることは許されていませんから、最終的に「黄色い味」は一つだけです。皆さんがアッと驚くような、それでいて「黄色い味」ということを納得してもらえるチョコレートをニュージーランドのものを使って作りたいと思っています。 アイディアを生み出す「秘密基地」
この記事を読んで、イエローチョコレートに興味があるという方はイーキューブのキャリアアップ・センター「イースクエア」までご連絡ください。 |