Vol.99 Career up in NZ Fullersのsales executive |
Fullersそして360Discovery Cruisesでsales Executiveとして活躍している岸本泰さんはコミュニケーションの手段として、「会話」をとても大切にしている。それは営業という仕事のほかに、ラグビーというプライベートの場でも十分に発揮されており、現在はニュージーランドの名門ラグビーチームPonsonby Rugby Clubで日本人初の監督のポジションに就いている。
「英語は営業の大切なツール」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 私が所属しているニュージーランドのフェリー会社の老舗、フラーズではお手頃な価格でクルージングを楽しんでいただけます。また、360Discovery Cruisesブランドのクルージングでは「自然」をテーマにしたツアーを楽しんでいただけます。特にオークランドの北にあるネイティブバードの完全保護島「ティリティリマタンギ島」に行くツアーが日本の皆さんには人気です。そんなこともあってか、夏は現場のスタッフは目の回るような忙しさです。 ところが、営業ポジションにいる私は冬の方が忙しいのです。観光シーズンでは現場が頑張り、その反対のオフシーズンには私たち営業スタッフが多くのお客様にご利用いただけるように活動をするのです。そこで重要になってくるのが会話とか言葉といったコミュニケーションです。先方のニーズを正しく聞き、こちらの伝えたいコトを正しく伝える。すごくシンプルで基本的なことです。そしてあたりまえのことですが、ニュージーランドに住んでいる以上、それらはすべて英語で行なわれるのです。 「英語力の原点」 その英語力が培われたのは98年にIPCの学生として初めてニュージーランドに来たときのことだと思います。今となっては笑い話として明かすことができますが、私の実家は3代続く歯科医で、その家業を継ぐ予定でいました。ところが、受験という最初のスタートで挫折してしまい、ニュージーランドに来たのです。そこで、英語の勉強のため、そしてサッカー部に所属していた高校時代から興味があったラグビーに本格的に触れたいと思い、地元のマオリのラグビーチームに入ったのです。 チームに馴染むために仲間と必死にコミュニケーションを計りました。すると英語力はみるみる上がっていき、3年目にはほぼ今と変わらないくらいになっていました。これが私にとっては原点であり、その後の、広告営業や旅行営業の仕事、そして現在のフラーズでの営業の仕事につながる英語力の基礎となっているのです。 その後、オークランドに移り、営業の職種を歩いてきました。その中で会社の内外を問わず、多くの方に認められ、そして現在の職場も「どうやら、この人間は役に立ちそうだぞ」と声をかけてもらえたのです。私にとってキウイとコミュニケーションを計るということはイエス・ノーをはっきりと示すことであると思っています。ニュージーランドはしっかりと自分自身を見せることで、お互いに理解しあうことができる社会ではないでしょうか。 「日本人初のラグビー監督」
プライベートのラグビーでも同じでした。所属したポンソンビークラブでは選手としてクラブの2軍であるプレミアリザーブと3軍のシニア1を行き来していたのですが、チームメイトは私のことを「バンザイ」とか「カミカゼ」と呼んでいました。それは自分がいいプレーをして試合後にインタビューを受けるときに、いつも「バンザイ」というパフォーマンスで締めていたからです。明るく楽しくチームのムードメーカーとして自分がコミュニケーションのハブとなるように勤めてきました。
そんなことが認められたのか、選手を引退した私に「シニア1の監督にならないか?」という話が来ました。ポンソンビーはラグビー大国ニュージーランドでは有名チームで、日本風に言えば1軍から5軍まであります。監督はチームをまとめ、指揮を執っていくポジションですから、言葉の問題も含めて、まさにコミュニケーション能力が問われるところだと思っています。もしかしたら、ニュージーランドでこうして監督になる日本人は私が初めてなのかもしれません。少なくとも、130年近くの歴史があるポンソンビークラブの中では初めてだそうです。
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