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Vol.23 Career up in NZ ニュージーランドでファッションデザイナーに

キャリアアップ

Takaaki Sakaguchi 坂口 隆章 さん
Fashion Designer
ニュージーランドのファッション業界は自分が頑張れば何か獲得できる世界です。


参加した2003年のニュージーランド・ファッション・ウィークで大成功を納め、世界各国のバイヤーからの注文が殺到しているというSAKAGUCHIブランド。デザイナーでありオーナーである坂口隆章さんは自分のライフスタイルの確立とニュージーランドファッション業界の未知の可能性を求めて、この国に来たという。

67年生まれ大阪府出身。高校卒業後、4年間近畿大学と大阪モード学園の二つの学校に同時に通いデザインの勉強をする。アパレルメーカーに就職するが自分の仕事ではないと2ヶ月足らずで退社。「KOSHINO」一門に弟子入りし、約7年間修行をする。96年にNZでファッションデザイナーになるために渡航。現在は店舗を持たずに上流階級の客だけにオートクチュールで作っている「パトリックスティール」をはじめ、「リコシェ」「クラッシック」「ザ・ドレッシングルーム」そして「カレンウォーカー」の元を回りNZのファッション業界の勉強をする。今回のファッションウィーク参加に際してはカレンウォーカーからも励ましのメールを貰っている。

小学生のころから、ファッションや芸術に興味を持ち、そしてこだわりを持っていました。
一年生のころから自分が着る服は自分で選び、買ってもらっていましたし、学校でぬり絵をするときには、色を濃くぬって、ぬり絵の枠というか線を色で消して、写真のようにディーテイルにこだわった絵に仕上げないと気が済みませんでした。
そういったデザインへのこだわりという片鱗が小さい頃からあり、高校を卒業してからはデザイン系の学校に進みたいと思っていました。最初はパリの専門学校に行きたいと思っていたのですが、結局、地元の大学の商経学部に通い、そして同時にデザインの専門学校に通い始めました。二つの学校に通いながら過ごしたため、教科書は2校分持ち歩かなければならず、いつも大きな鞄を持っていました。
デザインの専門学校では、個性的な人が集まっていたと思うのですが、その中でも私は変わっている方だったと思いますし、自分でも人とは違うことをしてやろうといつも思っていました。例えば学校の中では技能試験や教育資格の試験などがあり、ほとんどの生徒はそれらを受験していたのですが、私は一切受けようとはしませんでした。デザインの世界は実力の社会なのに、そういったもので比較されることに納得できなかったからです。
また「さかちゃん、その格好で電車乗ってきたの?」と友達に言われることもしばしばありました。紫と白色で魚が泳いでいる絵柄のTシャツに、真っ赤なパンツ、白と水色のバンダナを帽子のようにしてかぶるというように、当時はとにかく派手な格好をするのが好きでした。
先生達にも、いつも「坂口は何かやってくれる」と言われていましたし、自分のことをどこかで期待している節があったと思います。と言うのも先生の中には私に服をデザインして作ってくれと言ってくれる人もおり、思えばそれが自分にとって最初のお客様だったのかもしれません。

大学と専門学校は同時に通い始めて、同時に卒業。その後、大手アパレルメーカーへの就職が決まった。
就職活動はマーチャンダイザーとして試験を受けてアパレルメーカーに決まりました。しかし入社して10日、まだ研修中だったのですが、これは自分の仕事ではない、自分はやはりデザイナーとして働きたいと気づきました。そこで人事の人にその旨を申し出ました。すると6月に配属先の発表があるからそれまで待つようにと言われました。
当時、新卒で大学と専門学校の2つを出ているという人間はあまりいなかったためだと思われますが、私は6月の配属発表では新入社員でいきなりマーチャンダイザーになることが決まっていました。しかし、それは自分が本当にやりたいことではないと確信していたので、その発表を前に会社を辞めてしまいました。
その後、日本のファッションデザイナーの草分け的存在の1人であるAyako Koshino、その三姉妹のHiroko・Junko・Michikoもファッションデザイナーである「KOSHINO」の門を叩いたのです。地元だったこともありますが、岸和田にある実家のお店は「ここはいつも変わったものが置いてあるなあ」と小学生の頃から気になっていたところだったのです。そこで約7年間勉強をして96年にニュージーランドに来ました。最初はオークランドでした。
この国に来たのは理由があります。ここへ来る1年前の95年に、日本でできたキウイの友達を訪ねて遊びに来た時に、ニュージーランドがすごく気に入ったのです。
それまでも色々な国に行ったことはあるのですが、ニュージーランドは先進国であるにも関わらず、すぐ隣に自然がたくさんあり、ヨーロッパなどと比較してみても、自分のライフスタイルを確立し易い国だと思いました。ただ当時、この国ではファッションって何?デザイナーって何?というくらいファッションに関しては遅れている国でした。その分、何でもできそうで、挑戦すれば、自分が頑張れば何か獲得できそうな期待がいっぱいありました。

ニュージーランドに来るにあたって、日本で就職希望の手紙を送るという準備をしていた。
95年に来たときに、いくつかいいなあと思う店を調べておきました。そうして10通くらい就職希望の手紙を出したところ、3つくらい「来たときに面接しましょう」という返事をもらいました。そして実際にこちらに来て面接を受けたのです。しかし英語は思うように話すことができませんでしたので、とにかくタダ働きでいいから自分の実力を見て欲しい、それで採用を決めて欲しいということをアピールしました。
自分としてはどうしても、ニュージーランドのアパレル業界で働きたかったのです。それはこちらの業界の流れを知ることや、服飾用語の英語での表現を知りたいと思ったからです。特に用語については普通の人に聞いても決してわかるのもではありません。
例えば、洋服の袖口の部分の少し他の生地より硬くなっていることがありますが、そこの部分には中に別の薄い生地が入っているのです。その生地のことを芯地というのですが、それを英語ではなんて言うのか?実際にはFuseingというのですが、これは普通の人に聞いても決してわかるものではありません。芯地という言葉を知っている一般の日本人が少ないように、Fuseingを知っている一般のキウイも少ないはずです。
目的は自分がこの国でデザイナーとして生きていくための下地作りですから、職を求める際にはお金とか給料については考えませんでした。
それで当時パーネルにお店を出していた「PATRICK STEEL」で働くことが決まりワークビザをサポートしてもらうことになりました。そのため一度日本に帰りビザの申請をしたのですが、デザイナーという職種での申請は前例がなかったそうです。当時、ワークビザと同時にレジデンスビザも申請しており、そちらもすぐにおりてきましたので、私は色々な店やデザイナーのオフィスを契約社員として働いて回りました。そうして約2年間オークランドに滞在し、その後、クライストチャーチに移りました。

クライストチャーチで自らのブランドを立ち上げることになった。
クライストチャーチに住むことを決めたのはこの場所が好きだということがあります。クライストチャーチにはオークランドにはない四季があります。デザイナーとしては季節を感じることは大切な要素だと思うので、この場所にしたのです。 SAKAGUCHIのブランドを立ち上げたのは98年です。最初は自宅でミシン一台から始めました。自宅でティーパーティを主催したり、友達をモデルにしてファッションショーをしたりと地道な活動でスタートしました。招待するお客様は、それまでの2年で培ったファッション業界のコネクションを利用して、自分のブランドのターゲットとなる人を集めました。そうしているうちに少しずつではありますが、お客がお客を呼ぶようになり、SAKAGUCHIの服を着てくれる人が増えていきました。
そして、次に自分のショップを持つことになりました。とはいえ、不動産の契約を結ぶときに、ショップを構えてでもやっていけるという勝算は全くなく、むしろ衝動的に契約してしまった感じでした。たまたま、MERIVALEの街を歩いていて、ここにショップを持ちたいと思い、物件の持ち主を探して即契約してしまいました。
私はどんなことでも自分の直感を大切にしていて、その時も自分のショップはここだという直感が働いたのです。
こうして今にいたるのですが、もちろん順風満帆というわけではありませんでした。何度も悔しい思いをしましたし、眠れない日々もありました。
あるとき、洋服が実際に出来上がり、受け渡す時点でお客様からこっぴどくクレームを受けたことがありました。それまでに何度も打ち合わせをして相手の要望を全て取り入れ、着付けであるフィッティングもして、いざ受け渡しという時でした。しかし、そのお客様はその洋服が気に入らなかったらしく、大声で怒っていたのです。その時私はただ、相手の言い分を聞き、謝っていました。それを聞いていたスタッフは後で私に、どうして怒らないのだ、この場合は明らかに相手が悪いではないかと言ってきました。
私の気質の中にどこか大阪の商人の血が流れているのでしょうか、言われている時は本当に悔しくて、怒れて仕方がなかったのですが、不思議とすぐに、その気持ちが収まり、むしろいい勉強になったと思えてきたのです。それで、私はその後すぐにそのお客様に「どうもありがとうございました。本当にいい勉強になりました」という内容の手紙を書いて送りました。結局、それがきっかけでそのお客様は現在私のベストクライアントになっています。

SAKAGUCHIの服は女優のケイト・ブランシェットをイメージしてデザインされるという。働く女性が普段仕事に着ていくスーツや、オートクチュールで個々のニーズに合わせた制服、またフォーマルな場でのドレスなどである。
ファッションウィークの参加の手続きを済ませたのは6月で、締め切り2日前でした。それから準備をスタートしたのですがこれもなかなかスムーズに進みません。というより、毎日、変更を繰り返していました。私にとってファッションというのは新鮮さが大切だと思っています。仕上げる洋服は料理と同じで、作って時間が経てば、鮮度が落ちて美味しくなくなってしまいます。できるだけ作りたてのフレッシュなものを披露したいと思っているのです。ですから、何ヶ月も前に用意をして、それをショーで披露するというのは今という瞬間の自分を表現することにはならないと感じています。ですから用意を始めてから、ショーが始まるまでは、インスピレーションが湧き上がるとすぐにデザインの変更をしています。今回もショーの2日前のモデルさんのフィッティングの時点で「あっ、違う」と思って急遽、全く違うデザインを作り直すという
作業をしました。周りのスタッフもそれには慣れているので、「また始まったわ」という風に受け止めてサポートしてくれました。
私は今回のファッションショーを機会にニュージーランドだけでなく、日本やオーストラリア、ヨーロッパなど世界にも目を向けて行きたいと思っています。そうなった場合でも、もちろん発信するのは自分のライフスタイルを確立できるクライストチャーチからです。

私自身はデザインをするにあたり、実際に街で着ることができる服であり、着心地がいい、そしていつ見ても新鮮さを感じられる服というものを常に念頭に置いています。そして1人でも多くの人に、ビジネス、フォーマルなど色々なシーンでSAKAGUCHIの服を着てもらいたいと思っています。

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