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Vol.34 Career up in NZ ニュージーランドでランドスケープデザイナーに

サンプルイメージ   ランドスケープ・デザイナー 山本 祐輔 さん
NZの素材を活かすランドスケープデザインで日本を演出したい

家の庭、街にあるビルとビルの空間など、アウトドアの景観デザインをするのがランドスケープ・デザイナーである。 家やモノなどのデザインと同じように設計図を起こし、それに基づいて景観は作られるが、家の庭などは現場での判断や変更が重要になってくるため、施工する人との信頼関係が重要であると祐輔さんは言う。

ニュージーランドでランドスケープデザイナーに

Yusuke Yamamoto
山本祐輔
造園デザイナー / landscape designer

72年生まれ。徳島県出身。中央大学商学部卒後、水産会社に勤務。97年にニュージーランドに夫婦で渡航。一年後には日本に帰るつもりが、ニュージーランドでも経験を生かして水産会社に勤務、永住権を取得。その後ランドスケープ・デザイナーになるべく2年間ユニテックに通う。現在は地元のランドスケープのデザインと施工の会社に所属。いずれは独立を目指している祐輔さんの、デザイナーとしての個人の名刺はLandscape designの文字が読みにくくしてあり、これも遊び心だという。

日本の経験を生かして

もともと私自身は英語や海外に対して、ほとんど興味はありませんでした。特に英語は中学、高校では嫌いな科目に入っていたくらいです。大学では商学部でしたし、卒業後は徳島の水産会社に就職をしました。そこではセリの準備や実際のセリ、帳面の処理、時には荷揚げの手伝いなどをしていました。
私が今、ニュージーランドにいるのは、海外に興味を持ちアメリカやイギリスに留学していたこともある妻に連れられて来たからです。約2年半勤めた水産会社を勤めるときには、神奈川でパン屋さんをしようと思っていました。そのときに妻が「それじゃあ気分転換に、1年間ワーキングホリデーに行こう」と言い出したのです。私自身はニュージーランドは自分の趣味であるサーフィンができるビーチもいっぱいあると聞いていたので、軽い気持ちでOKしました。
こちらに来たのは97年の6月でした。最初に英語学校に通いながら、寿司のテイクアウェイの店でアルバイトをしました。その後、こちらの水産会社でバイトを始めました。その時点で決して英語ができたわけではありませんが、日本での経験があったので採用されたのだと思います。そこでは魚をさばく仕事をよくやっていました。

ニュージーランドで本格的に生活

そうしているうちに、この国がだんだん好きになり、もっと長く住んでみたいと思うようになりました。そこで永住権を申請することにしたのです。しかし、それにはIELTSのテストでポイントを取らなくてはなりません。当時の私の英語力では規定のポイントを満たすことは不可能だと思いましたので、英語の家庭教師を雇って勉強を始めました。文法に関しては日本で勉強したことを思い出すようにして、また一番不得意であったリスニングを克服するために、子ども用のテープの不思議の国のアリスをずっと聞いていました。そうしてなんとかIELTSのポイントを取ることができたのです。
やがてワーキングホリデーが終わる時に、ワークビザをサポートしてもらうことになったのですが、一度この国から出なければならず、一旦日本に帰国して1ヶ月後にビザを取って戻ってきました。そしてすぐに永住権を申請、3ヶ月後には取得することができました。帰ってきてからは再び、水産会社での勤務が始まっていました。実は日本に帰ったときに自分の出刃包丁を持ってきたのですが、仕事場では使えませんでした。というのも包丁の柄の部分が木製のため、こちらの衛生法では認められないとのことでした。
こうして、ニュージーランドでの生活が本格的に始まり、家と水産会社を往復する日が2年ほど続きました。毎日の生活は日本にいたときよりもリラックスでき楽しく過ごすことができました。

ランドスケープとの出会い

しかし、一方でずっとこのままでいいのだろうかという疑問も浮かんできたのです。 私にはこの国に来てすぐに寿司のテイクアウェイのアルバイト先で知り合った友人がおり、それから3年経った後、彼も同じようにニュージーランドにいて、学生としてデザインの勉強をしていました。ほぼ同じ時期にワーキングホリデーで来て、彼は将来に向けて着々と準備している。自分の方といえば生活は確保したものの、これ以上ステップアップする道が見えてきませんでした。 そんな状況に焦りを感じずにはいられませんでした。その後、数ヶ月間、考え続けて自分も新しいことに挑戦しようと思い、学校に通うことにしました。しかし、自分がどんな道に進むかまだ決まっていませんでした。乱暴な言い方をすれば「何でもいい」という気持ちもありました。ただ、言い換えれば、その時点ではすべての方向に可能性があると思っていました。
自分が日本の大学でも専攻していたビジネスコースですが、この国にいる限り営業をするにしても英語なので、ネイティブでない自分はあまり通用しないだろうと思い、除外しました。こうした消去法をしていくと、ほとんどのコースがなくなってしまいました。そこで発想を変えて、自分が好きなことを考えてみたところ、浮かんできたのがデザインでした。特に自分は立体のモノに興味があったのでインテリアやプロダクトデザインを第一候補に上げました。
ところが、この話を色々なところでしてもキウイの友人達はあまりいい顔をしません。「やってもいいけど、仕事があるのかな」という反応がほとんどでした。何しろこっちは生活もありますので、そう言われてしまうと二の足を踏んでしまいます。
そこでみつけたのが、ランドスケープでした。これは簡単に言えば建物の外の設計です。庭や公園やショッピングセンターの広場やビルとビルの間の空間など、私たちは景観を創造するとか、土地の創造と言っています。日本の場合ですと、造園という言葉がありますが、これは主に植物や石などを使用して造っていきますので、ランドスケープの一部分になります。なぜなら私達はマテリアルを自由に選ぶ事ができます。その中の素材の一つに植物や石という選択があり、方法の一つに造園があるのです。
「ランドスケープコースに進みたいのだけど」と言った私に対するキウイからの反応はすばらしかったです。「ああ、それならニュージーランドには仕事がいっぱいあるよ」。この「いっぱい」がキーワードになり2002年の2月からユニテックのランドスケープのディプロマコースに通うことにしました。

くいちがった予想

学校ではマテリアルの種類や特性、デザインの概念、製図など様々なことを教わりました。今までまったく知らなかった分野のことを英語で覚えていく作業は入学前からある程度予想はしていましたが、実際に受け始めると改めて大変さを感じました。とはいうものの、ここまではまだ大変だと言いながらも多少の余裕はありました。
一番の壁はプレゼンテーションでした。「自分は英語のネイティブではないし、人と話すことより、製作することを仕事としよう」と思ってデザインの世界に入ってきたのに、実際の講義ではプレゼンテーションの場が頻繁にあるのです。
私はランドスケープ・デザイナーのコースに入る前に大きな勘違いをしていたのです。デザイナーにとってコミュニケーションは必要不可欠なのです。常にどんなクライアントに対しても説明は付きまといます。図面だけ引いて相手に渡しても、「はいそうですか」といって受け取ってくれる人など存在しないのです。なぜこのデザインなのか、なぜこの素材を使うのか、常になぜの説明が、それも相手が納得する内容が要求されるのです。ですから、当然言葉使いも考えるように、正しい、丁寧な英語を使うように教授からは指導されていました。これらは教授との口答による質疑応答や1回約3000ワードの論文提出などで私の中に叩き込まれていったのです。
2年生の冬休みにはランドスケープの会社で実際の仕事の現場に携わる機会を得ることができました。同級生がパートタイムで働いていた会社を紹介してもらい、少しの間トライアルで働き、気に入ってもらえたのです。学生の残りの半年はそこで働く事になりました。そして、ちょうど私も就職活動をしていた頃で、そこのランドスケープ会社の社長ともうまが合い、卒業後はそのままその会社で雇ってもらうことになり、2003年の 12月の初めに卒業し、その翌週からフルタイムで働くことになりました。

ランドスケープの仕事

この会社はランドスケープ、特に一般の家の庭のデザインと施行をする会社です。どちらかと言えば丁寧な仕事をする会社ですので、デザイン、施行共にお金をかけるクライアントが多く、おかげでありきたりの庭ではなく、少し遊び心が入ったデザインを手掛けることができます。例えば、通常のデザインでは直線にしてしまうドライブウェイをわざと曲線にしたりするというようなことです。
アルバイトの頃からも含めて実際のランドスケープの現場に立ち、はじめて感じたことがありました。それはデザインをする人と施行する人との信頼関係の具合によって仕上がりが大きく左右されるということです。ランドスケープのデザインの場合、公園などの公共事業や、ビル同士の空間など大規模なものに関しては、はじめにコンセプトシートという設計図のおおもとみたいなものがあり、それに対して細かな指示が書いてある設計図があり、それをもとに施行されます。一方、何枚も設計図を起こすと、その分のコストがかかるために、私が手掛けている普通の庭サイズの規模においてはコンセプトシート一枚で施工されるのが一般的になっています。
コンセプトシートは全体の設計はあるのですが、スペース的に無理なため、細かい指示までは書いてありません。例えばここにウッドの柵があります。ということは示してありますが、その柵は縦横にクロスしている格子柄なのか、斜めにクロスした格子柄なのかまでは示してないこともあります。すると、それは現場での判断になります。現場の監督が柄を選んで設置していきます。また屋外では必ずしも図面通りに施行できない場合もあります。例えば、デザイナーはそこがフラットであるという情報で、平らな地面をイメージして図面を引きますが、実際には傾斜がついているということは日常茶飯事です。すると、その部分の微調整はやはり監督に任せるしかありません。
ですから、デザイナーと施工者との信頼関係がしっかりしていて、お互いのセンスを認め合っていないと、ちぐはぐなできあがりになってしまうのです。そういった意味でも今私がいる会社の場合、デザイナーが外であれ、社内であれ、ビジネスのパートナーとしてお互いを尊重しあっているために非常に仕事がやりやすい環境にあります。

日本人として

私はまだランドスケープ・デザイナーとして仕事を始めたばかりです。今後は自分が日本人であるということを大きな利点とできるようなデザインに挑戦していきたいと思っています。しかしそれは日本庭園を造るというわけではありません。日本とニュージーランドでは太陽の光が違うので色合いが違ってきます。ですからもし仮に忠実に日本庭園をそのままコピーしたとしても、どこかおかしくなるのではないかと思っているのです。そこで私は日本庭園の特徴である簡素、左右非対称、低い彩度といった要素を取り入れたうえで、ニュージーランドのネイティブの木を使って庭を表現できればいいと思っているのです。その要素は私たち日本人の根底にあるものでもあり、それを生かせば新しいものが創り出せると思っています。

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