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第11回 英語達人列伝

【英語達人列伝】ニュージーランドへ留学、歯科技工士として就職・藤掛茂美さん 歯科技工士:藤掛 茂美 さん
責任感がでてくれば、英語も自然と上達します。

ニュージーランド人は金歯や銀歯をあまり入れない。笑ったときに真っ白を好む。したがってこの国の歯科技工士に求められるのは陶製の白い歯を作る技術である。茂美さんはその技術を充分に生かした職を見つけ、その中で英語を身につけていった。そしてその英語は置かれている立場によって内容や表現を変えていったという。

ニュージーランドへ留学、歯科技工士として就職・藤掛茂美さん

藤掛 茂美 さん :Shigemi Fujikake
歯科技工士:NEW ZEALAND DENTAL LABORATORIES / DIRECTOR

責任感がでてくれば、英語も自然と上達します。

栃木県出身。東邦歯科技工士専門学校、早稲田歯科技工トレーニングセンター卒。ワーホリでの入国以来、歯科技工士の仕事を続けている。現在の英語の先生は小学生の娘さん。E-MAILで自分が作った英文をチェックしてもらい、そのときに「こういう言い方はあまりしない、あまり英語的じゃない」という指摘をたまに受けるという。職場の勤務時間は7: 30~4:00とキウイスタイルの生活を楽しんでいる。

英語との関わり

我が家は英語を受け入れやすい、英語が好きになるような環境でした。父親はまったくの趣味で英会話を勉強していて、時々、外国人の友達を家に連れて来ていました。姉もその影響で英文科に進んでいました。その反動でしょうか、私は中学、高校と英語は大嫌いで、テストはいつも赤点ギリギリ。好きな科目は数学でした。ですから今、姉が日本で暮らしていて、私がニュージーランドにいるということは、当時では考えられないことなのです。
高校卒業後は歯科技工士の道に進みました。その勉強はしっかりとしました。保険が利かないため日本では決して需要が多いわけではないポーセレン、つまり金歯や銀歯ではなく、白い歯を作る技術を習得し、スペシャリストになるための学校にも通いました。そうして歯科技工士として日本で死ぬほど働きました。夜中まで、朝までの作業は当たり前、休日返上も1度や2度だけではありませんでした。

ニュージーランドとの関わり

私がこの国にワーキングホリディとして来たのは88年のことでした。あまりにも忙しい毎日だったので、少し休みを取ろうと思ったことがキッカケです。当時、私たち歯科技工士の中には海外に出て活躍する人達もいました。渡航先はアメリカやオーストラリアです。それならば、私はそれ以外の国、みんながあまり知らない国で休暇を過ごそうと思いました。それと、たまたま日本の実家でニュージーランド人がホームスティしたことがあり、この国のことを知りました。

当初の英語

こちらに来て語学学校に2ヶ月通い、南島を旅行しました。その後、そろそろ仕事を探さなくてはいけないと思いました。ただ、その頃の私の英語力はお世辞にも良いとはいえません。ホームスティでホストファミリーとの会話でもよくわからないことが多々ありました。
私としては休暇でこの国に来ているので、日本での仕事に関係することは避けたいという気持もありましたが、英語力の問題などもあり、その他に考えられる仕事がある訳でもなかったため、ニュージーランドでも初めは歯科技工の仕事をあたってみることにしました。イエローページで調べて3ヶ所、面接を受けました。日本で自分が作っていた、さし歯などの補てつ物も鞄に入れて家を出ました。最初に行った所では、今は人数がいっぱいで採用は難しいといわれました。2つ目の所では「じゃあ、一週間トライアルでやってみたら」という話になり、あっさりと決まってしまいました。
ところがそこへ入って2日目のことです。初めに面接に行ったところから「採用するからウチへ来てくれ」という連絡が入ったのです。採用してくれると言っている先方にも返事をしなければならなかったので、トライアルが始まって2日目なのですが、上司にその旨を話しました。すると、じゃあ、明日からトライアルではなく本採用にしよう、そして給料も上げようと言ってくれたのです。結局、そのままそこに留まることにしました。言葉こそ、つたなかったのですが、技術は人に負けないと自負していましたので、それが認められ、非常に嬉しくなりました。

仕事での英語

こちらの技工士の仕事は日本に比べれば素晴らしい職場環境でした。5時には仕事場には誰も残っていませんし、土日はしっかり休めます。オンとオフの区別がしっかりとあります。私ものびのびと仕事をすることができました。また、私にとって言葉は大きな問題ではありませんでした。黙っていても良いモノを仕上げればそれで仕事は完成します。ただ一つ、作るものの指示書を正しく理解する必要があります。英語で、しかも殴り書きのような字をすばやく読解できるようになるまでは時間がかかりました。少しでもミスがあれば時間をかけて作ってもすべて無駄になってしまいます。ネイティブでも小さな指示を見過ごしてしまうことがあります。そうでない私はいっそう慎重にならざるをえませんでした。
そこで私は必ず上司に内容の確認をしました。「これは○○ということですね」と指示書の内容を私の言葉で伝え、相手に理解してもらう、その後「そうだこれは××ということでもある」と相手の言葉を聞き、もう一度私が「わかりましたつまり、△△ということでもあるのですね」と言葉や表現を変えて確認する。言葉には色々なニュアンスが含まれています。このときに重要なことは単に一つの言い方だけではなく、色々な言い方をしてみることです。自分の頭にある完成品予想図と指示書が求める完成品予想図を色々な角度から見比べて同じになるために必要なことでした。
目的は正しいモノを作るところにありました、しかし結果的には英語の言い回しを増やすと言うことにつながったのです。

生活での英語

こうして、技工士として仕事をする上では障害がありませんでした。しかし、相変わらず日常の英語ではうまく聞き取れない、うまく伝えられないという日が続きました。職場の仲間からはモーニングティやランチ、アフタヌーンティの時間に色々と話しかけてもらい少しずつ会話を覚えていきました。相手の言う短いセンテンスはそのまま覚えて次に使うようにしました。
家でも、職場でも英語の環境でした。日々の生活の中では日本人と接する機会は稀でした。私もワーキングホリディで日本を出るときは、一年も外国で暮らせば英語ぐらい喋れるようになるわよと思っていた一人でした。しかし、一向に英語は上達した感じがありません。日常の会話でさえスムーズに話せるように思えません。今考えれば、それは私が切羽詰っていなかったからだと思います。仕事では他のスタッフに負けていませんでした。英語に少々難有り、でも完璧なモノを作ることができたからです。
ところが、日常の英語のハンディがだんだん悔しくなってきたのです。一歩、職場を離れればこの国で英語ができないことは子供と同じ扱いです。銀行で、スーパーで、バスで、相手とは対等ではなくなってしまうのです。あるとき高校生くらいの女の子に腹の立つことを言われたことがありました。しかし表現ができなかったために言い返すことができず、笑ってごまかしてしまいました。あまりの悔しさに、一度ちゃんと英語を学ぼうと、ナイトスクールを探しました。

習得方法1

それと同時に、職場では相手の言葉を聞き、それを使うということを意識するようにしました。発音も意識して相手の真似をしました。ちょっとしたことでも必ず辞書を引くようにもしました。スクールや英語のレッスンでは授業のカリキュラム以外に、職場や生活の中で疑問に感じたことや、よく聞くセンテンスをまとめておいて、先生におびただしい数の質問をぶつけるようにしました。少しでもわからないことは、そのままにしないで徹底的に聞きました。
そうして、ちょっとした質問ができるようになり、次に一対一の会話ができるようになりました。しかしまだ、大勢の中での会話に入っていくことには抵抗がありました。
また、ニュージーランドの技工士の免許を取りました。そこで今まで避けていた、書くことや読むことに取り組みました。3時間の学科、4日間の実技、そして面接。このテストのために私は一生の中で一番勉強したのかも知れません。教科書やプリントや過去問題を借りて自分でノートにまとめる作業をしました。初めはTeporamandibular jointはアゴ関節というように日本語と英語を書いていましたが、時間も手間もかかるので英語を英語のまま覚えることにしました。覚えるといっても既に内容はすでに日本で勉強したことなので、それをどう英語に結びつけるかと言うことが大きなポイントの一つでした。

習得方法2

次の転機になったのは開業を考えたときでした。2人のキウイのビジネスパートナーと開業してからは経営側に立つ人間の一人として、他のダイレクターと対等に話をしなくてはならなくなりました。これまでと違い自分のビジネスとして会社があるので遠慮していることはできません。最初はなかなか自分の意見が理解されませんでした。どんなことに対しても「それは違っている」という答えが返ってくることが多く、また逆に相手の言っていることも理解に苦しむことがほとんどでした。
そんなある日ふと気がついたことがありました。それは自分がニュージーランドにいながら日本人の感覚で話をしていたのではないだろうかということです。それまで、そんなことまで言うのか、と思うことが多々ありましたし、私もここまでは言わない方が良いだろう、ということもありました。しかし、その感覚がコミュニケーションの障害になっているのではないだろうかと思ったのです。
納品直前に私の失敗ですべてのモノをダメにしてしまったことがありました。その時に周りの皆は私をちゃかして大笑いするのです。こっちは泣き出したいくらいなのに笑われて、中にはカメラを持ってきて記念にと言って写真を撮る人までいました。腹が立った私はどうしてこんな深刻な事態に笑うのだと怒りました。すると「こういう状態になってしまったのだから、今更どうしようもないだろう、そしたらこの場はこれを見て笑うしかないだろう。あなたがいつもこのようなミスをしているなら、それは問題だ。しかし、人間はミスをすることもあるのだから1度くらいは仕方がない。皆でシリアスな顔をしていても落ち込むだけだから」ということを言ったのです。確かにそのとき私は周りが笑ってくれたおかげで気持が楽になりました。
日本人の感覚では隠してしまいたいことを、逆にオープンにする。そういった感覚がキウイのコミュニケーションにはあると思います。そこまで言う、とか、これを言っては、ということの垣根を取って話をするようになってからはお互いに理解しやすくなりました。

これからの英語

私は日本では需要が少ないポーセレンの技術を学んでいたためにニュージーランドでは多くの仕事の機会に恵まれました。こちらではほとんどの人が白い歯を入れるからです。それをキッカケに英語を学んできました。
現在は、ダイレクターというポジションで色々な立場の方と話をしたり、また書面でのやり取りもあります。そこで気をつけているのはやはり、丁寧な言葉を使うということです。それらも、いままで同様にビジネスパートナーやレセプショニストの言葉を注意深く聞き、それを応用しています。私の場合は英語そのものを努力したというより、自分の仕事に真剣に取り組み、与えられた責任を果たすことを務めてきました。これからもその気持ちは同じです。そして、それとともに今の自分に合った言葉を覚えて使っていこうと思っています。

藤掛茂美さんの英語上達ポイント

1. 持っている技術をテコにキウイの社会に飛び込んでいく
2. 会話の中で色々な表現を使い、内容を確認する
3. キウイと日本人の感覚の違いを理解し、言葉や表現を選ぶ

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