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Vol.15 自由時間 オークランドで演劇を始める

サンプルイメージ   五味 朝子 さん
演劇
演劇を通じてオークランドを楽しんでいます。

2月15、16日オークランドのヘラルドシアターで行われた英語版ミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター・アジアン・ヴァージョン」。公演前から日本食レストラン、英語学校などへのポスター、チラシによる宣伝や国内最大手のチケット販売会社Ticketekを通じた販売展開からマスコミをはじめとする多くの人から注目を集めていた。 前売り完売を果たした公演両日は、多くの地元キウィを動員し、客席は約200人の観客で埋められた。この舞台で五味朝子さんは重要な鍵を握るユダ役を演じていた。

  

演劇:五味 朝子 さん

演劇を通じてオークランドを楽しんでいます。

1981年生まれ。神奈川県横浜市出身。中学校を卒業後、ニュージーランドへ。現在オークランド大学でバチェラー・オブ・アートを専攻している。演劇を始めてからテレビや映画などでダンスや歌のシーンがあるとつい気になり、見入ってしまう。

「ジーザス・クライスト・スーパースターは聖書をベースに最後の7日間をロックとミュージカルという形で表現した作品です。
内容はローマ帝国総督プラトが実権を握るイスラエルで圧政に苦んでいる民衆は、ナザレ村のジーザスが説く新たな教えに救いを求めるようになり、ジーザスは救世主=神の子として崇められていきます。苦悩する弟子のユダや娼婦のマリア、ジーザスの存在に焦りを感じた権力者達の謀略など、様々な人間の思惑に翻弄されながら、自らも神の子でありながら人間としての苦悩を表現するジーザス。やがて、ユダの裏切りによって捕らえられたジーザスは十字架に張りつけられ息絶え、3日目によみがえるというストーリーです」

97年に中学校を卒業してニュージーランドに来た朝子さん。
語学学校を経て高校に通っていた頃の99年2月オークランドで上演された英語版の「男はつらいよ」は彼女に演劇を始めるきっかけを与えた。

「今回のジーザス・クライスト・スーパースターの演出家から英語版の『男はつらいよ』をオークランドで上演するという話を聞きました。参加してみないか?というのです。その時は私に何ができるのだろう?どう取り組めばいいのだろう?と少し戸惑いました。私は演劇に携わった経験がなかったからです。発声、ダンスといった舞台に出演するために必要な事がまったくわかりませんでした。
ですが日本で演劇をしていた方から指導をしてもらえるということでしたし、ちょうど学校が夏休みに入るため挑戦する事にしました。
それから練習を経て、セリフもない大勢の中の一人という役割でしたがダンスをしたりして舞台に出演しました。やる事、聞く事、すべてがまったく初めての経験で舞台が終わった後はなんともいえない感動がありました」

「男はつらいよ」が終わってからも、その時のメンバーと会うたびに「何かまたやりたいね」という話は持ち上がっていたという。その後、「男はつらいよ」の上演から2年経った01年6月3日クイーンズバースデー。その日、「ジーザス・クライスト・スーパースター」を演じるべく、メンバー達は動き始めた。

「あるとき、演出の方が私たちメンバーにビデオを貸してくれました。そのビデオが『ジーザス・クライスト・スーパースター』だったのです。ストーリーが一般に裏切り者のイメージが強いユダの視点から描かれていることや、ダンスがすばらしいと感じ、ビデオが始まってからすぐに私は画面に見入ってしまいました。
見終わった後に『オペラ座の怪人』や『キャッツ』などで有名な作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーと『美女と野獣』『ライオンキング』などの作詞家ティム・ライスのコンビによって作られたミュージカルであること、彼らが20代の頃にこれを手がけた事を知りました。それはビデオを見ていたときの感動を忘れてしまうぐらいショックでした。というのは私と同じぐらいの年齢であるにもかかわらず、この人達はこんな素晴らしいミュージーカルを作り、多くの人に感動を与えているという事実を目の当たりにしたからです。
私たちも一生懸命やってみれば、何かを伝えられるかもしれないと思いました。
そして、ジーザス・クライスト・スーパースターの上演を決めたのです」

ジーザス・クライスト・スーパースターは作品が生み出された70年代、人間キリストの苦悩を描いた異色の作品として若者を中心にブームとなり、ブロードウェイでも公演された。日本では劇団四季が上演するなど、現在でも世界各国で人気を得ている。

「演劇の世界では誰もが知っている作品ですし、キリストを題材にしている事からニュージーランドでも多くの人が知っています。そのため、プレッシャーがありました。
ですが、やるからには多くの人に見てもらいたい。はずかしいものは見せられない。いろんな気持ちが浮き沈みする中で週2回の練習が開始されました。まずは基本ともいえる発声練習、ボイストレーニングをする事になりました。
オークランドのJazz Barという場所でライブ活動をしているロニー・テイラー氏を招いて指導してもらいました。
お腹の下のほうを意識しながら、腹式呼吸を使って、お腹から声が出るように教えてもらいました。演劇の世界ではのどを使って大きな声を出していると、のどをいためてしまう恐れがあるからです。私は以前、『男はつらいよ』の時にも教えてもらっていたので難なく、こなしていく事ができました。
そして、コーラスのパートをみんなで練習する事になりました。この作品はミュージカルです。歌がセリフになっています。また、歌詞が英語ということもあり、英語を発音しながらもメロディーを取る必要があり、初めは歌詞を間違えたり、音をはずしたりしました」

舞台を作り上げるために役者以外の人たちも練習を繰り返していた。

「このミュージカルをやるために多くの人たちが集まりました。舞台で演じる役者をはじめとして音楽を演奏するバンド、バンドの演奏した音をまとめる音響などです。それぞれが準備を重ねていました。
コーラス練習の方ではみんなが歌詞を覚えて、メロディーを奏でられるようになったので、実際にバンドの演奏とあわせていきました。
そうして時間が過ぎていく中でせっかく演じるのなら大勢の中の一人ではなく役をもらいたいと思いました。一般に裏切り者のイメージが強いユダの視点から描かれているこの作品で私はユダを演じてみたいと思うようになっていったのです。
そして、その気持ちを伝えました。このことがきっかけで私がユダのパートを練習してみる事になったのです。
遊びに行く車の中のカーステ、通学のときにはウォークマン、時間があればそのパートを聞くようにしていました。音として覚えるのはそれほど苦労しませんでした。毎日繰り返して聞く事によって一週間ほどで覚えたでしょうか。
セリフは英語ですが音として歌にするのは簡単です。ですが舞台で観客に伝えるのは題材が難解なので十分な理解が必要だと感じました。日本語を併記した台本を用意したのもそういったことから舞台の内容の理解を深めるためでした」

高いキーとストーリーの理解がユダ役を演じる人間には必要である。その条件を朝子さんは満たしていた。そして、何よりも人一倍やる気があふれていた。

「歌が固まってくると次はそれに動きをつけていきました。初めは歌のときもそうでしたが恥ずかしいと言う気持ちが出てしまい、声や動きが小さくなってしまいました。ですがユダ役はこのミュージカルで一番初めに出演する役です。私が恥ずかしがっていたら、みんなにも悪い影響を与えてしまう。そう思ったとき、自然と声が出るようになりましたし、動きも大きくなりました。気持ちが吹っ切れたのだと思います。
また、寝る前にはどういった動きをつければいいか考えました。例えば、ユダが怒っているときにはどういった動きをすればいいのだろうと考えて、こぶしを大きく前に掲げてみてみようと思い、次の日の練習で演じてみる。そういった事を繰り返しているうちにユダの気持ちを理解していったように思えますし、表現も広がっていきました。
練習しているとメンバー同士、刺激を受けて、いろいろと意見も出てくるようになりました。この場面はもっと動きを大きくした方がいいとか、こうしてみたらおもしろいとかです。
また、ユダは男性です。私はユダを演じているときに知らず知らずの間に内股で動いて、女性的な部分を見せていました。その都度行われるメンバーとの話し合いで、そういった問題点を解消していくことができました。
練習をしている間にはけんかもしました。音楽を演奏しているバンドのメンバーと役者サイドが練習をあわせて始めた頃、お互い自己主張が強すぎて衝突をしました。原因はバンドの音が大きすぎて歌が聞こえないということでした。ですが話し合いをしていくことで少しずつ協調性が出てきたように思います。いいものを作るためにみんなの気持ちがまとまっていったのだと思います」

練習時間も当初の週2日から週3日、そして夏休みを期に毎日と増えていった。

「あるとき、ニュージーランドでジーザス・クライスト・スーパースターが上演される事を知り、見に行く事になりました。私を含めてメンバー全員が上演開始から終わりまで舞台にくぎ付けでした。気持ちは舞台で一緒に演じていました。
その日以来、みんな刺激を受け、いっそう気持ちが入っていったように思えます。
また、上演するための劇場を探していて、どうせやるのであればニュージーランドでも有名な場所で、という気持ちがそれぞれにありました。そこで、この国の中でも格式があり伝統のあるアートシアター『ニュージーランド・ヘラルド・シアター』に申し込みをしました。ところが初めはすぐに断わられたのです。その劇場はお金さえ払えばできるという劇場ではなく、劇場独自の基準から芸術性が高く、内容の優れた作品に対してのみ、貸す劇場なのです。
そこで私たちは今回のこのミュージカルを決めた過程や思いを再度、劇場に対してアピールしました。私たちのようなアジアからの留学生がニュージーランドに昨今増えている状況で、私たちの視点から伝えるジーザス・クライスト・スーパースターをやることの意義みたいなものです。地元のキウィから見たら少し不思議に思うかもしれません。ですが私たちの立場で解釈し、演じるミュージカルを見て欲しいと訴えたのです」

歌舞伎、着物などアジアの要素を取り入れたアジアン・バージョンのジーザス・クライスト・スーパースター。舞台にかける情熱が伝わり、劇場サイドの使用許可が下りた。公演日も決まりメンバーの士気はますます高まっていった。

「ニュージーランドの音楽イベント『ビッグ・デイ・アウト』や毎週金曜日と土曜日にオークランドの中心で開催されているマーケットなどにもミュージカルのプロモーションのため参加しました。
また、チラシを作って配ったり、レストランに置かせてもらったりしました。練習以外にも友達に声をかけたりして宣伝をしていきました。 本番前は最終チェックを綿密に行うため、通し稽古を繰り返しました。バンドのメンバーは演奏にも力が入り、指に豆ができ、皮がむけてしまった人もいるくらいです。役者も練習が終わると疲れからすぐに眠ってしまう人が多かったです」

ジーザス・クライスト・スーパースターを上演することになってから1年半。総勢60名ものスタッフが集まり、計画的に舞台の準備を重ねていった。そして、その長かった道のりを経て、待ち望んだ舞台に立つ日がやって来た。

「あっという間に、この日まで来ました。メンバー全員が演劇を好きになっているのを感じましたし、私自身もこれからも続けていきたいと思っています。今回、一つのものをみんなで作っていく喜びを学んだ気がします。今後も定期的に公演をしていきたいと思いますし、演劇をやりたいと思っている人たちと一緒にできたらと思います」

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