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中川 震一 さん
動物研究
ニュージーランドでの動物研究が私を南極の地に導いてくれました。

現在、ハミルトンにあるワイカト大学で動物の行動についての研究に取り組んでいる震一さん。 ニュージーランドに来るきっかけは、テレビで放送していたドキュメンタリー番組を見たから。現在では数羽しか生息が確認されていない、飛べないオウム「カカポ」やブルーペンギン達の生態に最後までテレビにくぎ付けになって見入ってしまい、大学をやめて、動物行動の研究をするために97年6月にニュージーランドに来てしまったと言う。最初は英語をみっちり勉強するため半年ほど英語学校に通っていたが98年2月に無事ワイカト大学に入学し、学生生活を送ることになった。

  

動物研究:中川 震一 さん

ニュージーランドでの動物研究が私を南極の地に導いてくれました。

1976年生まれ。埼玉県出身。あるドキュメンタリー番組を観た事が今の人生を決める程の大きな節目になった。大学で研究を始めてから研究室に寝泊りする事を大学側に交渉したが断わられてしまったというエピソードがあるくらいの研究好き。研究室で与えられた机には所狭しと文献が置かれている。

 

 「入学してからしばらくは非常に大変でした。それは、英語の面です。本を読む量や授業の内容をノートに書き写す事が大変なのです。大学は敷地内が自然に囲まれているので実習の時には外に出て、植物や生物を観察しながら授業をする事もありました。そんなことから教授が言っていることをノートに書き取る作業は黒板がない分、倍の苦労でした。
ですが次第に環境にも慣れ、ニュージーランド人の友達も増え、周りの助けを借りて、どうにか授業にも満足する程度についていけました。
学生生活の中で友達と勉強以外のことでいろいろ語り合いました。言語や文化が違っても考えていることや未来に対する希望や不安など共感できることが多くあり、そういうところが何か私にとっては大切な発見でした」

大学の環境にも慣れ、自分のやりたい事が具体的に見つかった震一さんは多くの研究に参加する事になる。

 「いろいろな動物やそれらに関連する研究をする機会に恵まれました。ブルーペンギンの兄弟認識の研究、キンカチョウ(ゼブラフィンチ)の繁殖を高める研究、動物行動学における統計手法の正しい用い方の研究、鶏の記憶の研究、ミミズの兄弟認識の研究などがあります。
例えばブルーペンギンの兄弟認識の研究では子供が餌を欲しいときに発する声をマイクで収集し、声を流しながらペンギンを近づけ、どのように反応するかを観るのです。心拍数を計ったり、そのときのペンギンの反応のデータを取りました。結果として兄弟でないペンギンを近づけたときにはまったく何の反応もなかったのに対し、兄弟を近づけたときには心拍数が上がり、明らかに声を上げたりするなどの反応を観る事ができました。どの内容でも、10ヶ月程を費やしてデータを採集します。地道にコツコツデータを取る事が正確な結果を得る事につながるのだと次第に実感していきました」

研究に没頭していった震一さんに思いもかけないチャンスが訪れた

 「私のスーパーバイザーであったワース博士は、南極でアザラシの研究をしていました。博士は私に『南極のアデリーペンギンを博士号のテーマにしてみないか?』と聞いてくれたのです。
しかし、『南極で研究』と聞こえはいいのですが、場所がら、動物研究するにはいろいろな意味で大変でしかも天候によってはまったくデータが取れないという事も多いのです。
ですが、アデリーペンギンの糞を用いてストレスレベルを計るという新しい方法を開発するためのデータを取ること、そして私の博士号の下見の2つを兼ねて南極に行く事に決めました」

 ニュージーランドは南極に一番近い国ということで世界的にも南極の生物研究が盛んに行われている事が知られている。そこでニュージーランド政府は資金面を含めたサポート体制を取っており、毎年、南極に行く人を政府の組織が管理している。研究者は一年ぐらい前に、その組織に研究の計画書を提出して南極に行きたい事を申請し、研究終了後にはレポート提出を義務付けられている。
震一さんも一連の申請作業の後、02年の初めに南極に行くことになる。

 「アメリカ軍の貨物機ヘラクレスにクライストチャーチから乗り込み、約8時間の飛行でした。その後、広大な氷の塊(ロスシーアイス)の上に降り立ちました。
巨大なバスに乗り、ニュージーランドの基地であるスコット・ベースへ向かいました。私が訪れた時は夏の季節でした。南極ではこの季節、一日中、日が沈むことはありません。しかし、気温はマイナス5度前後の寒さで、風が吹けば体感温度はマイナス20度以上になります。また、湿度がほとんどないので非常にのどが渇きやすく、随時適度な水分補給をする事も義務付けられました。そんなことからも私たちが普段生活している環境とはまったく別世界だと改めて感じました。
疲れを取るひまもなく、サバイバルトレーニングが始まりました。
近年、設備をはじめとする環境面も当初に比べてはるかに進歩している南極ですが自然の厳しさは以前と何も変わりがありません。ちょっとした油断が思わぬ事故につながるのです。私たち研究者も氷の裂け目であるクレバスや突然の天候の変化に注意しなければなりません。このトレーニングはそういった状況に対応できるように、南極で生き残るための基礎訓練なのです。
フィールドでのルール、割れ目が多い氷の上の安全な歩き方、そして、カマクラのような非常用シェルターを作り、一晩明かしました。
3重の寝袋で暖かく寝る事ができたのですが、起きると、ブーツが凍っていたのには驚きました。この訓練の重要性を認識する事ができました。サバイバルトレーニングが終わるとすぐにペンギン達の待つケイプバードにヘリコプターで飛びました。そこでは60万羽のアデリーペンギンが私を歓迎してくれました。ペンギンが流氷の上で昼寝している光景にはとても感動しました。
私は研究用のペンギンの糞のサンプルを集めたり他の人の仕事を手伝ったりして3週間ほどケイプバードに滞在しました。私が訪れた時は例年にない異常気象で、ペンギンの雛がほとんど孵っていませんでした。南極に10年近く来ている研究者の人も過去最悪であると言っていました。異常気象の原因はよくわかっていないのですが、温暖化の影響もあるようです。このようなことが2、3年続けばペンギンはかなりの数が減るでしょう。その時、私は最近の自然環境の変化から南極での動物研究が難しくなっている実情を知りました」

南極から戻ったあと、南極で一緒に研究をしたオーストリア人を訪ね、オーストリアに行きペンギンの糞を分析してきた震一さん。研究を通して、アメリカ人、南アフリカ人など、国を越え多くの人にめぐり合うことで吸収するものも多いという。

 「私は気候や環境などに阻まれ、南極で博士号の研究を断念せざるを得ませんでした。現在は前から興味のあった遺伝子と行動の関係を研究するための準備をしています。将来は日本の大学で研究、そして教鞭を執るのが私の夢です。ニュージーランドに来る前はとても叶わないと思っていましたが、ニュージーランドの勉強をするための環境と、出会った人を通して少しずつ夢に近づいている気がします」

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