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Vol.74 時代を飾るキウイ 農園Rainbow Valley Farm経営者

Rainbow Valley Farm ニュージーランドから発信する 「持続可能なライフスタイル=パーマカルチャー」
サンプルイメージ ジョー・ポラッシャーさん & トリッシュ・アレンさん
Rainbow Valley Farm

NZから発信する 「持続可能なライフスタイル=パーマカルチャー」
Rainbow Valley Farm ニュージーランドから発信する 「持続可能なライフスタイル=パーマカルチャー」

美しい風景に出逢った時、感動を覚える。そして再び同じ場所を訪れた時には、初めて見たときと同じ景色を見たいと思う。 そんな人間の素朴で素直な気持ちが欲するモノを求めたライフスタイルを実践するために「レインボーバレーファーム」という農園を造ったのがJoeとTrishである。

約20年前にニュージーランドのカントリーエリアで始めた「持続可能なライフスタイル」当時はあまりの斬新さに、変人扱いされるなどの紆余曲折があった。実際に彼らを最初に取り上げたメディアのオークランドのラジオ局は二人のことを「変わった人が住んでいる」というトピックで取材している。
しかし今では世界中から研修生が集まり、生活様式を学び、政府や国連の職員が環境時代のモデルプランとしての視察に来ており、ニュージーランドのなかでは、知る人ぞ知るファームとなっている。

サンプルイメージ 【Profile】
1988年よりワークワース郊外でレインボーバレーファームを始める。当時から植え始めた木は今では14000本以上になった。その木は家、家具、薪などに利用。そのほかにファーム内にはリンゴ、プラム、モモ、ナシ、カキ、サクランボ、イチジク、ブドウ、フィジョア、オリーブ、ナッツなどさまざまな実のなる木もある。現在、気になっていることの一つは後継者のこと。子供がいない二人は、ファームを引き継いでくれる人を探しているとのこと。(イーキューブ編集部より Joeさんは2008年2月、取材直後にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。)

「パーマカルチャー」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

家の屋根の上には草花が植えてあり、土地の草木を減らさないという事の他、室内へは断熱効果があり、夏涼しく、冬は暖かい。
サンプルイメージ

Parmenent とAgricultureそして Culutureという3つの言葉を併せた造語である。パーマネント(永続的な)、アグリカルチャー(農業)とカルチャー(文化生活)を実践するというムーブメントであり、ライフスタイルであり、エコロジカルな生活、ロハスな生活のさらに進化した形とも言われている。

虹を見ることが多いためレインボバレーと名づけられたその土地に実際に立ってみると、実に多くの種類の野菜やフルーツが目に入ってくる。また園内で、動物も飼われている。しかし、どことなく普通のファームとは違うという感じを受ける。その違いは工場のように理路整然とした畑や果樹があるわけでなく、自然の景色の中に溶け込んだ形で作物や実があるからである。ファームである以上、もちろんそれらは自然に配置されたものではない。一見すると風景絵画のように写るが実はパーマカルチャーの理論で緻密に計算されたものなのである。しかし、自然の理屈にあった配置であるために、自然にしか出せない美しさや心地よいバランスを環境が作り出してくれている。

「パーマカルチャーの基本には3つの理念があります。まず環境にやさしいこと。次に人に優しいこと。最後に資源を分け合うことです。これらを常に念頭において私たち人間も自然のサイクルの一つだという気持ちで農園を造っていたらこのような美しい景色ができたのです。また、「ゾーニング」と言って、風向き、太陽の方向、土地の傾きなどの自然のエネルギーの流れを考えて土地をデザインします。」

「自然界にゴミはない」

サンプルイメージファームにいる動物は、牛、羊、豚のほかに多くの鳥もいる。鳥も含めたこれらの動物たち、そして植物もみんな役割を持っている。牛や羊が草を食べ、その糞尿は野菜や樹木の肥料となる。鳥たちは作物につく小さな虫を食べる。鳥も多くの種類がいるため、それぞれ食べる虫が違う。植物は背の高いものが屋根を作り、そこに日陰を好む植物が育つ。また枯れた植物は土に帰り肥料となる。中には害虫を寄せ付けない働きをする植物もある。こういったようにファームの中ではすべてモノが関わりあい、循環している。人間もその循環の中の一つであるとパーマカルチャーでは考えている。

「自然界ではすべてのものがお互いに関係性を持ち、その調和の中で生活しています。ですからそこには一切の無駄はありません。つまりゴミはないのです。ゴミというものは人間が勝手に作り出した概念に過ぎないのです。ちょっと見ただけで、あるいはみんながそういう風に考えるから、これはゴミだ、というのは観察不足なのかもしれません。

私たちがこの土地で生活を始めた当初、まずは観察することからスタートしました。約一年半トレーラーハウスに住み、何処の場所にどんなものが生息しているのか、あるいはどんなものの生育に適しているのかなどをじっくり眺めました」

「パーマカルチャーに適したニュージーランド」

サンプルイメージオーストリアの農家で生まれたJoeは世界各国で働き、パーマカルチャーをするにあたってはパートナーのTrishの国であるニュージーランドを選んだ。

「もちろんTrishの国ですから彼女の家族が近くにいるということもこの国を選んだ一つの要素でした。ニュージーランドは人口が少なく、汚染も少ない。他の国から遠く離れているということも汚染が少ないことにつながっているかもしれません。また土壌もいいですし、気候も、著しく暑くもなく寒くもないため、自然と共に生活をするパーマカルチャーには非常に適していると思いました。それでこの国に来てからは約3ヶ月あちこちを周り、いまの場所を見つけたのです」

JoeとTrishがこの地に来たとき、地元の誰もが、そこは農業には適していない場所だと思っていた。傾斜の大きな谷間。多くの木が伐採されていたため、少しの雨でもすぐに土が流れてしまう。土地の下の層は粘土で夏はコンクリートのように硬くなり、冬は湿地になってしまう。棘があるために農夫たちからは嫌われているゴースや雑草が一面に生えている。一般農業の視点からすれば、そこはまさに痩せた荒地であった。

「日本にもある段々畑のように、傾斜になっている土地を利用する方法を知っていましたので、地元の人がデメリットと考えていることについて、私たちはほとんど気になりませんでした。それよりもここはメリットの方が大きく感じられました。まず、近くには小さなコミュニティーがあるということです。パーマカルチャーでは地元のコミュニティーと共に生活することが重要だと考えています。そして土地は痩せていましたが汚染されていないということが私たちにとっては大切でした。もう一つ、ここを選んだ理由には、裏の山の上に泉が沸いていたことです。これできれいな水が確保できると思いました。もちろん、土がすぐ流れてしまったり、粘土質の層というのは障害にはなりましたが、「Problem is solution」問題こそ新しい解決方法の糸口であるという考え方で接していけば、必ず利用法が見えてきます。そのためにまずは木を植えてファームに屋根を作り、根で土が流れてしまうことを防ぐことをはじめました。そしてゴースや雑草を刈り取り、それを堆肥にしました。するとだんだんと土が肥えてきたのです」

堆肥トイレ。ここで人間の排泄物は堆肥に変わる。汲み取り式のトイレとの違いは固体と液体が別々になるため、匂いが全くしない。
サンプルイメージ

「子供たちに伝える」

JoeとTrishがこの土地でパーマカルチャーを続けていく中で、力を入れていることの一つが「伝える」ことである。世界中から研修生を受け入れることや視察を受け入れることもその一つであるが、それよりも子供たちに接する時間を多く取りたいと言う。

「普段、自然と接することが少ない子供の場合、人間は本来自然の中で生かされているということを意識できていないことが多いようです。農家の子供でさえ、農業に触れることが少なくなっています。それは現代の農法ではトラクターなどの大きな機械を使うことが多く、危険が伴うということで遠ざけられているという背景もあるのです」
レインボーファームでは週末に、定期的に子供たちのためのスクールを開いている。大きなバナナの葉っぱでボートを作ったり、野菜の収穫をしたり、ミミズや動物に触れたり、とにかく自然に触れる機会を持つようにしている。サンプルイメージ

「土や動物や植物を触って、こすって、匂いをかいで、とやっているうちにいつの間にか、それらをリスペクトするようになります。いつも冷蔵庫から出す牛乳はほんとうは温かい状態で牛から絞られることなど、食べ物がどこからくるのかを知ってもらったりもします。生きるということは関わりを持つことです。ここでは自然との関わりを体感してもらっています。こうしたことを次の世代に伝えることは大切な使命だと思っています。訪れた子供たちには自然ということを知り、体感し、美しさを感じ取ってもらいたいです。ここで感じる心地よさは単に景色がきれいであるとか、自然で遊んで楽しいというもではなく、人間と自然はつながっているという一体感です。この一体感こそが自分たちが住んでいる場所、つまり地球を大切にしようという気持ちにつながると思っています。私たちはこれからも、このファームでそれを発信していきたいと思っています」

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