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第17回 英語達人列伝

英語達人列伝 クリニカル・データ・アナリスト:新本 ゆか さん
好きな作者のペーパーバックを読みあさり、自然に英語に接するようにしました。

オークランドのアレキサンダー競馬場の南側のグリーンレーン病院などが立ち並ぶ一角に新本ゆかさんの職場であるオークランド・ディストリクト・ヘルス・ボードのデシジョン・サポート・ユニットがある。そこでは、オークランド市内のオークランド病院、グリーンレーン病院、スターシップ・チルドレン病院、ナショナル・ウイメンズ病院の患者のカルテを元に集められたデータを管轄している。
新本さんは、クリニカル・データ・アナリストとして、政府機関や病院関係者の要求に合わせ、データ解析を行い、レポートしている。世界的にも病院運営が厳しい中で新本さんが取り扱う数字は、今後の病院運営が左右されるほどの影響力を持つものでもあると言う。

  

東京都生まれ。武蔵野女子大学英米文学科卒業。幼いころに親戚からNZのすばらしさを教えられ育ち、89年3月に夫と共に来る。日本での経験からNZでも6年半旅行業界で働くが96年に退社。その後、 Auckland Institute of Technology(現AUT)でコンピューターやビジネスについて学ぶ傍ら、Assistant Administrationの仕事をこなし、01年11月、現在の仕事に就く。毎月提出しなければいけないレポート作成のための締め切りに追われて、忙しい日々をすごしている。そのため、週末の休みはまったく仕事から離れ、音楽を聴いたり、近くのジムで体を動かすことが好きだと言う

 

英語との関わり

小学校の頃、家の近所にあるプライベートの英語教室に通う機会がありました。そこで、日本人の先生から簡単なあいさつや英単語を習っていました。その当時、私の周りではあまり、英語を習っている子などいませんでしたから、教室に通うことがうれしく、自慢でもありました。
その後、中学、高校では、英語は好きな科目のひとつとして勉強しました。普段はノートに単語を繰り返し書いて暗記したり、単語の発音は、aeや などの発音表記記号まで書き移し覚えていました。普段から、ひたむきに英語の勉強に取り組んでいたこともあって、在学中は英語コンクールの代表にも選ばれました。
その頃、英語習得のために行っていた、繰り返し書いて覚えるという方法を私はマッスルトレーニングと名付け、今でも行っています。
そして、大学受験は好きな英語をもっと学ぶために、英文科のみを受験して、武蔵野女子大学に入学しました。
入学してからも中学や高校のとき以上に英語を楽しみながら勉強を続けていた大学3年生のときです。夏休みを利用してアメリカに1ヶ月間ホームステイをする機会がありました。高校時代、留学をすることができた友達から海外生活の様子などを聞いて、いつか私も海外に行ってみたいと胸に秘めていた思いが叶ったのです。初めて海外に出るということで不安もありましたが、ホームステイでの生活や学校での授業を通して、今まで体験したことのない自由な雰囲気やオープンな印象を受けました。その体験が私に将来、海外で生活をするという決意をさせました。
ホームステイを終え帰国すると、時代が就職難ということから資格取得に必要性を感じ、教員免許や秘書検定などの資格を取得する一方で大学卒業後の就職について考えました。そして、卒業後、ある旅行会社に就職することになりました。そこではインバウンドの手配を行っていました。海外から日本に来るお客様に移動などのチケットやホテルの宿泊などに関すること一切を行っていました。当時は、テレックスを使って海外の会社相手に業務依頼、確認、送金などのやり取りをしていました。また、海外から日本に来た顧客を現場で添乗する機会もありました。学生のときからの希望だった少しでも英語を使う環境に身を置くことが出来ました。

当初の英語

幼い頃から夫婦で教員をしていた親戚が夏休みを利用してNZにスキーに行っていました。NZが南半球にあって季節が日本と反対ということを知ったのもその頃です。86年に、その親戚がNZでスキーに行って骨折をするという事件がありました。雄大な自然の中でスキーを楽しんでいた結果、骨折をして病院に行くことになったのです。そこでは、キウィが大変親切な応対をしてくれたと聞きました。私はそのときの海外の話に関心を持ち、耳を傾けていたことを覚えています。幼い頃から、NZに対する興味をずっと心の中に持ち続けて、機会をうかがっていた私は88年12月会社を退社して、2ヵ月後、NZに行くことにしました。
今思うと無謀でしたが、私はすでにそのとき結婚をしていました。ですが、夫も海外で暮らしたいという希望があったので2人での出発となりました。
まず、NZに着くや否や1週間ホテルに滞在することにしました。そのとき、ホテルで見たニュースがまったくわかりませんでした。銀行や買い物に行っても言葉が聞き取れないのです。さすがにショックでした。日本では旅行業界で英語に触れながら仕事をしていたことで英語に対して、少しは自信がありました。それまで英語が好きで勉強してきた私にとって到着当初は悔しい思いを多くしました。仕事を辞めて来ていただけに、このままではさすがにまずいと思いました。そこでホームステイをしながら英語学校に通うことにしました。英語学校に通っても家に帰れば主人と顔をあわせなければいけません。当然そこでは日本語を使ってしまいます。ですから、学校に行っているときは英語に積極的に触れるようにしました。
間違っても臆することなく、どんどん前に出て、しゃべるようにしました。他の国の生徒には日本について聞かれることも多く、そう言った会話を通して友達もできました。
学校ではアメリカ英語とNZの英語の違いも教えてくれました。たとえば、消しゴムをアメリカ英語では「eraser」というのに対してNZでは「rubber」。水道の蛇口をアメリカ英語では「faucet」というのに対してNZでは「tap」というのです。日本ではアメリカ英語にしか触れていない私は思いもしなかった違いを知ることができました。

英語を学ぶ

その時はワーキングホリデービザで滞在していましたが、生活をしているうちに、この地に長く住みたいという気持ちが次第に増してきたので、仕事を探すことにしました。そこで日本での経験がある旅行関係の仕事を探して、89年9月、旅行会社で働くことが決まりました。
職場では、日本人とキウィが半分半分で飛行機、ホテルの予約、ガイドのアサインメントなどの業務を行っていました。仕事の基本となる部分は日本での経験から問題はありませんでした。ですが言葉の面ではあた
りまえのことですが日本以上に英語を使わなければいけません。仕事相手との会話はもちろん書面でのやりとりでも日本でのノウハウを英語に置き換えて実践で繰り返すことで吸収していきました。シュチュエーションに合わせてパターンを作っていくのです。そして、同僚や仕事先とのやり取りの中でパターンの数を増やしていくことを努めました。
プライベートでは、日本で働いていたときに、会社の上司に業務の幅を増やしていくために英語の本を読むことを薦められたことを思い出し、暇があれば本を読むようにしました。日本にいたとき、一般旅行業務取扱主任者の国家資格の勉強を優先していて、中断してしまっていたのです。
ジェフリー・アーチャーの邦題「ロシア皇帝の密約」を日本語訳から読み始め、原本に移りました。もともと本が好きだった私はお気に入りの作者の本が発売されるたびに、本屋へ足を運びました。また、本屋でセールを行っていると、まとめ買いをして、時間ができると読んでいました。ジェフリー・アーチャーは今でもお気に入りの一人です。英語の本でも日本語訳から読み始めることによって、ストーリーがわかっていますから読みやすくなり、辞書に頼ることなく読み進めることが出来るのです。
読み重ねていくうちに気がついたことですが同じ作者はストーリー展開や英語の表現方法に癖のようなものがあるのです。スパイ物は特にそう感じました。
日本語訳無しに初めて読む本では、読み始めは、すぐにつっかかり読むのが止まってしまい、その都度辞書を引かなければいけませんでした。ですが、辞書を引くのを極力、我慢して読み進めていき、本当にわからなくなったところで辞書を引くように努めました。そうすることによって作者の癖がわかっていきましたし、ボキャブラリーも増えていったように思います。

英語で学ぶ

96 年2月、日本とこの国であわせて13年働いた旅行業界をやめてAuckland Institute of Technology(現AUT)のCertificate in Information Systemsでビジネス英語やコンピューターなどについて学ぶことにしました。
英語をもっと勉強したいということもあったのですが「せっかく勉強するのなら、まったく新しいことをしてみたら」と言う夫のアドバイスもあり、旅行業界以外の勉強をしてみたいと思ったのです。コンピューターについては、仕事で使う程度の知識しか持っていませんでしたから、ほとんどゼロからの勉強となりました。
そのコースを受けている中では、日本人は私一人でした。
また、Certificate in Information
Systems というコースは、NZのシステムで言うと17歳のキウィが通うコースでした。だから、授業を受けているときは17歳と一緒だと思いました。変にプライドを持って授業を受けることはやめようと決め、わからないことがあったら、コンピューターのことにしろ、英語にしろ質問をしました。始めは私の言っている英語が良くわからないと嫌な顔をしていた先生たちも、しつこいぐらいに質問にいくことで打ち解けることができ、ほとんどの先生から私の顔を覚えてもらうことが出来ました。
半年のコースを終了した私は、もっとコンピューターについての知識を深めたいと思いました。コンピューター関連のディプロマの資格を取得することを目標にしたのです。
それから、ディプロマコースを受けるために試験を受けたのですが数日後、学校から、かかってきた電話は不合格の連絡でした。次の日、直接学校に出向いて事情を聞くと、どうも、答案から英語力が欠けると判断されてしまったようでした。確かに試験は難しいものでした。実際出来た自信はありませんでしたがコンピューターの勉強をするという目標を決めてしまっていただけにあとには引けません。旅行業界にも戻る気はありませんでしたから、必死で交渉して何とか2科目だけパートタイムで通わせてもらうことになりました。英語力を向上させるためにも、並行して英語のコースも取ることにしました。
朝9時から3時までは英語、夕方の5時から9時まではコンピューター。朝から晩まで勉強漬けの日々が半年間続きました。その後、主人の応援もあり、いくつかのコースを得て、勉強を重ねることができました。自分が足らないと感じたものを勉強するようにしていった結果、時間は費やしましたが、99年11月、当初の目標であったディプロマの資格を取得することができました。気がつくといつしか、英語を勉強するというのでなく、英語で何かを勉強するということを目的にして勉強をしていたように思います。

仕事での英語

コンピューターの勉強をするため学校に通っていた頃、先生や学校スタッフとも仲良く付き合っていたこともあって、パートタイムでAssistant Administrationの仕事の話がありました。勉強をやりながらの仕事でしたから、大変ではありましたがワークエクスペリエンスになると思い続けていました。
その後、しばらくインターネットでIT関連の仕事を探しては応募を繰り返していたところ先にAuckland District Health Boardに勤務していた同級生から求人募集をしていることを聞き、応募しました。
面接に出向くと、実際にその場でコンピューターの技能をテストされました。用意されたデータベースの中から要求されたデータを実際に引き出すのです。緊張していたので、どのように処理したかは覚えていませんが数日後に採用の返事をもらい、01年11月に現在の仕事に就くことが出来ました。
私の仕事はオークランド市内にある、オークランド病院、グリーンレーン病院、スターシップ・チルドレン病院、ナショナル・ウイメンズ病院で処理されたデータを受け、NZ政府の各機関や直接病院からあった要望にそって、データをまとめ、レポートすることです。
病院が患者を受付すると、その時点から患者のデータが発生します。住所などの連絡先や氏名はもちろん、その人が男性なのか女性なのか。NZ国籍を持っているかどうかといったことです。
診察、手術、入院など患者が受けたカルテと同様の内容がデータとして蓄積されていくのです。
毎月、締めきりにあわせて、病院からそれらのデータがコンピューターのオンライン上を通してであったり、マニュアルであったりして私達の職場に渡されます。その後、要求に合わせ処理をされたデータが各方面にレポートされるのです。
政府機関にはいわば、統計のようなデータを渡すことが多いです。たとえば、ある月は新生児が何人生まれて、どの病院の科で何人が退院したとか、平均入院日数やベッドの稼動率、占拠率はどうなっているかというレポートです。
病院側には今後現場で活用するためのデータ作成の依頼があります。たとえば、手術のウェイティングリストです。3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月などのいくつかの期間に分けられ、どのような手術に、どれくらい多くの人が手術を受けることを待っているかというデータです。悲しいことにそれらのデータを分析していくと世界的にも病院やスタッフが不足しているといった業界の現状を目の当たりにしてしまいます。
入社して、しばらくすると、データをただ単に数字として処理するだけでは仕事にならないということを感じました。というのもレポートとして提出する相手からの要望の中には多くの医学用語などの知識が含まれているからです。
データを処理するにも、医学用語などの専門知識がなくては、細かいコミュニケーションが取れないのです。相手の要望に合わせてより適したレポートを作成するために、電話やメールでやり取りをする上でも医学用語を使う必要があったのです。
そこで私は医学用語などの専門知識を学ぶ必要性を感じ、02年4月から通信教育でCertificate in Medical Terminologyを受講することにしました。医学用語はギリシャ語やラテン語から来ているものも多く、辞書にはあまり載っていません。ですから、日本から専門の本を取り寄せもしました。
慣れない言葉と格闘しながら残業で遅くまで働く日が続いていましたが、仕事の行きかえりの車の中では、医学用語の詰ったテープを擦り切れるまで何度も何度も繰り返し聞きながら、勉強をしていました。
時間を作りながら勉強した甲斐あって、病院から受けたデータの中に含まれている見た目はただの数字に、それらが表す細かい意味あいがわかってきました。
今の目標は、とにかくいい仕事をして、今の仕事とポジションをキープしたいと思っています。病院相手の仕事ということもあって、マネージャーも含めて忙しい毎日を過ごしているので、簡潔で正確な説明を含んだレポートや読みやすいデータ作成を常に心がけたいと思います。

新本さんの英語上達ポイント

1. 興味があることを英語で勉強してみる。
2. 年齢や今までの経験からできたプライドを捨て、わからないことは素直に聞く。
3. 本の読破というような小さな目標でも常に持ちつづける。
4. 車の中のような短い時間でも、勉強をする時間を作るように心がける。

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