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第21回 英語達人列伝

英語達人列伝 日本語 スペイン語 教師:稲葉 悦子 さん
生徒に日本をよく理解してもらうためにも英語での言葉遣いには注意しています。

オークランドにある学校Diocesan School for Girlsで約150人の生徒を相手に日本語教師として日本語を教えているのが稲葉悦子さんである。Diocesan School for Girlsは、5歳から18歳までの女の子を対象にした一貫教育を行っている私立の女子校として地元でも名高い。悦子さんは、海外で日本語教師として働くということはネイティブの教師と同等の英語力が必要だと言う。それは、日本語教師として英語圏の人に日本語を正確に教えられる、日本語に精通しているということだけでなく、授業をスムーズに運営するためのマネージメント力や生徒とのコミュニケーション能力が現場では最も重視されているからである。

千葉県出身。学生時代はイギリス出身のミュージシャンが好きでよくコンサートなどに出かけていたと言う。87年ニュージーランドに英語習得を目的として、ワーキングホリデーで来たのがキッカケとなり、永住権を取得。現在はエプソンに位置するDiocesan School for Girlsにて、教鞭を執っている。学校で日本語を教える一方でスペイン語、中国語の教員免許も持っており、英語のみならず言語の達人である彼女は、その他、アラビア語、インドネシア語、韓国語、フランス語などについても関心を持ち、日々修得に取り組んでいる。

英語との関わり
学生時代は外タレ、いわゆるイギリスやアメリカのミュージシャンのコンサートによく通っていました。 私の実家は千葉でしたから、東京にも近く、日本武道館には月に2回は行っており、当時、デュラン・デュランやカルチャークラブと言ったミュージシャンの曲を毎日のように耳にしていました。
音楽が好きだったことからレコードを聴きながら、どんな意味なんだろうと思って、歌詞に目をやったり、ブレックファースト・クラブやセントエルモス・ファイヤーなどの青春映画を見て、英語や海外に興味を持っていきました。
私が好きなミュージシャンは、イギリス出身が多かったことで、彼らに会うことを一番の目的として、その頃からすでに「将来英語を勉強して、イギリスに行くんだ」という決意を心に秘めていたほどです。
ですから、外国人と接する機会は英語を使うチャンスだと思い、修学旅行で京都を訪れた際には、外国人旅行者を見かけると声をかけてスピーキングとリスニングの練習に挑戦してみました。とはいっても教科書に載っていた話題を取り上げて、ジョンさんとメアリーさんが会話をしている様子をマネてみることを真剣にしていました。あなたは~についてどう思いますか?と質問をして、僕はこんな風に思うけど君は?と言った具合に会話のキャッチボールを成り立たせようとしたのです。ですが、実際に外国人を捕まえて、話しかけてみると教科書通りに話が進んだことはありませんでした。相手から教科書に載っていない単語で言い返されて何を言われているのかわからなくなり会話が終わってしまうなどことごとく失敗していました。毎回予想外の展開に終わってしまいました。

当初の英語
近所にディズニーランドでダンサーとして働いていたアメリカ人が住んでいました。彼らが自宅で行っていたパーティなどを通して、友達として遊ぶようになりました。その頃、私は高校を卒業して、英語の専門学校に通っていたので英語をもっと勉強したいと考えていました。
ニュージーランドやワーキングホリデー制度について知ったのもその頃です。そして、次第に英語を勉強するには英語圏に行くことが近道だと思うようになって、専門学校の先生に海外に行ってみたいということを相談しました。すると、休学して海外に行った方が就職活動にもいいのではと言うアドバイスを得ることができました。そして、日本人が少なく、物価が安いなどの理由から87年に学校を休学して、ニュージーランドに来ることに決めたのです。
私は日本で既に英語の専門学校に通っていたし、自分の英語がどこまで通じるのか試してみたい事もあって、ニュージーランドでは英語学校に通わず仕事を探す事に決めました。
ヘラルド新聞の求人募集からキウィの文房具屋さんに応募することとなりました。そして、面接に行き、今まで外国人を採用したことはないが、日本人はまじめで勤勉だと聞くからと言う理由で採用してもらうことになったのです。しかし、経験が全くない私は修正液がcorrecting fluidと言うことすら知りませんでした。ですから、お客さんがほしい文房具がどこにしまってあるか、その文房具が英語では何というのかを知らなければ仕事にならず、午前10時と午後3時に必ずあるティータイムの休憩時間を利用して同僚に質問をしていました。
また、仕事は店での接客以外にも注文の電話が多くありました。私は英語を話すことへの怖さよりも注文を間違ってはいけないということから英語を話せなくなり、はじめての電話では相手が話し始めるとすぐに受話器を置いて逃げてしまい20分もの時間ほったらかしにしてしまったくらいです。

習得方法1
文房具屋さんで働いていた頃は他の従業員の人が大変親切だったので文具の名前など些細なことでも聞くようにしていましたし、当時発行されていた「ザ・オークランド・サン」という新聞を毎日購入して目を通していました。専用のファイルを作って、気になった記事を綴じてスクラップブックを作っていたのです。新聞の記事だけでなく、バスのチケットやポストに投函されたチラシなども一緒に綴じていました。初めて見る、わからない単語などがあれば、辞書で意味を調べて書き留めていました。普段何気なく利用しているバスのチケットに書かかれているconcession tickets(回数券)という単語も意味を調べて、スクラップブックに入れました。
スクラップブックは、1年間だけのワーキングホリデー生活と英語の勉強の思い出作りを兼ねて始めたのがキッカケでした。
ですが、運良くワーキングホリデーの1年間の間に永住権を取得することができましたのでその後も続けることとなりました。

習得方法2
永住権を取得したことで、日本で中途半端に終えてしまった学生生活をニュージーランドでしてみたいと思い、89年オークランド大学に入学することにしました。そこでは中国語とスペイン語を専攻しました。クラスで日本人は私ただ一人でした。ですが、キウィの同級生が休んだ翌日にノートを貸してと、私に頼んでくるくらい、私が思っていた以上に周りは英語の面では気にしていなく、特別扱いをしませんでした。ですから、英語で授業が行われるのにも、わからないからといって私一人のために授業はストップしません。毎時間、全ての神経を集中して授業に望むしかありませんでした。
英語の勉強では、何冊かポケット辞書を持っていたので、辞書を破いてトイレに張って置いて、覚えたら捨てるようにしました。AのページからはじめてAが終わったらBと言った具合に辞書の単語をまるまる覚えるようにしていきました。トイレは毎日の生活で必ず利用するものですし、一人になれる空間でもあり、私は英語を上達させるのに適した場所として人にも勧めています。
また、油性のマジックペンで手の甲の部分に5つ程度の単語を書いて覚えるようにもしました。手のひらですと汗をかいたりしてすぐに消えてしまうので手の甲が試した中では一番よかったです。5つ程度の単語量ですと毎日繰り返して続けるのにも少なすぎず、多すぎず、いいと思います。その頃、いろいろな方法を試しながら地道にボキャブラリーを増やしていきました。
それというのも、英語学習において文法も大事な要素の一つだと思いますがいくら文法が完璧でも日本語でも単語の意味がわからなければ話が理解できないと思います。英語で授業を受けている私には少なくとも先生が何を言っているかわからないと授業についていけないのです。
年々授業で専門用語が多くなっていきましたが、中国語は漢字から、スペイン語は英語から授業を理解の糸口を辿っていくことができましたし、同級生の手助けもあったことで何とか卒業までたどり着くことができました。

習得方法3
大学卒業後、勉強したことを実践したり、さらに見聞を広めたりする目的で多くの同級生は旅行へ出かけていきました。私も例外ではなく、2年半かけて台湾、メキシコ、モロッコ、スペインなど35カ国へ旅をしました。
そこでは、英語を含めたほかの言語も現地の人に実際に話したり、聞いたりしてそれまで勉強した成果を試すようにしていました。というのも私自身、方向音痴ということもあり、現地の人とコミュニケーションを取る必然性があったのです。
ある国でコンタクトレンズを購入するためにお店を探したことがありました。何人もの人にお店がどこにあるのか、そこへはどのように行けばいいかなどの話をしました。その結果、街で1番安くてサービスがいいお店の情報を得ることができました。
少しでも興味があることは行動を起こして情報を得るようにしました。レストランに電話をかけて、どんな料理があるか、値段はいくらぐらいか、ホテルへは部屋の予約状況を問い合わせるなど、土地勘がない海外では目的のお店を周りの人から聞いたり、現地で生活している人とコミュニケーションを取ることで英語を含めた言葉を上達させるチャンスを得ることやいい情報を入手することができることを知りました。

仕事での英語
93 年に一旦日本で就職しました。ショールームでの通訳として、海外から視察に来る人にハイビジョンTV、PHS、カーナビなどの技術について説明をしていました。学生の時から海外で生活してしまったため、正式に社員として社会に出たのはそのときがはじめてでした。そして4年を経て、ニュージーランドに97年に戻ってきました。
以前ワーキングホリデーで滞在していた頃、しばらく日本語を教えるチャンスを持つことができて、そのときに感じた、人に教えることのおもしろさと今まで勉強してきた言語についての知識を生かすために日本語教師として仕事を持ちたいと考えていたのです。
私は1年間、Auckland College of Educationという学校で先生になるための勉強をしました。ニュージーランドの高校で教える為には大学を卒業した後、ここに1年通って教職の資格を取らなければなりません。 教員免許を取得するまでの流れは、外国語を教える場合、語学力を証明するものが必要になってきます。私の場合、日本語は母国語なので必要ありませんでしたが、スペイン語と中国語は大学で専攻した時の成績証明書を持っていきました。大学で専攻していれば、高校で教えるぐらいの語学力はあると、College of Educationにみなされるのです。また大学で専攻していなくてもその国に住んでいて、語学検定などに受かっていればいいようです。日本で例えるならば、大学で英文学を専攻していないけれど、英検1級とかTOFELで高得点を取っていれば語学力が証明できるということです。そして、教員免許を取って、 00年からDiocesan School for Girlsで日本語を教えています。

Diocesan School for Girlsは全校生徒約1400人の5歳から18歳までの女の子が通っている私立の学校です。そこで日本語は生徒の希望によって勉強できます。12歳、 13歳の生徒、From2とForm3では、2つの外国語は必修科目で、生徒は全員12歳から外国語に接し始めます。フランス語、スペイン語、マオリ語、ラテン語、ドイツ語、日本語の言語の中から2つを選択しなければならないのです。外国語は、From2と3が2カ国語必修で、Form4では最低1つの外国語が必修、From5から7までは選択制となっています。
Form7まで勉強すると、生徒によってはかなりしゃべれるようになります。
日本語の授業では、おひなさまや鯉のぼりなどの日本の文化から生徒に紹介します。授業では教科書を使用しながら、生徒に興味を持ってもらえるようにゲームの要素を取り入れたりして、楽しみながら勉強できる環境を作っています。
日本でもそうだと思いますが小学校、中学校、高校に通っている生徒はちょうど思春期を迎え、親でも接するのには難しい時期だと思います。それに生徒は優等生ばかりではありません。中には問題のある生徒もいます。
また、日本語を教える際には、細かい文法などを英語で説明できなければなりません。生徒に教えるのに英語力が生徒より劣っていれば、生徒からは尊敬されないのです。
私は、初めて学校で教えるまでに50通もの履歴書を送りましたし、面接もたくさんしました。そこでは英語力、クラス運営をするだけの能力があるかが見られます。日本でもネイティブの英語の先生のアシスタント教員はいても、職員会議や親子面談など様々な周辺業務もあるので普通は日本人が正教員として働いているはずです。実際、仕事として、学校の一人のスタッフとして働くには、様々なことが要求されるのです。
先生になる前に教育実習でゲイやレズビアンの生徒とどう接するか、移民の生徒にはどう接するかなども学びました。そういった内容に触れること自体日本ではあまりないのではないでしょうか。ニュージーランドの教育では個人を認めるということから始まっています。移民として私自身もニュージーランドで今、生活していますが、そういったすばらしい教育現場を持っている国で自分の生まれた国を紹介できることはとてもうれしいことです。
今後もニュージーランドと日本の架け橋的な存在でいられるよう今の仕事を続けていきたいと思います。

ETSUKOさんの英語上達法
1. 新聞の記事だけでなく、バスのチケットやポストに投函されたチラシなどもスクラップブックにまとめ、わからない意味を調べたりする。
2. トイレなど毎日利用する場所に単語を張り、英語に接する環境を作る。
3. 油性のマジックペンで手の甲の部分に単語を書いて覚える。
4. 興味のあることはどんな些細なことでも電話をかけたり、街を歩く人に聞いてみる。

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